居眠り磐音読本と24巻朧夜ノ桜の発売広告が新聞に出てました。
近所の本屋にあるかなあ・・・・

さて、いまさらかもしれませんが、「総司炎のごとく」読みました。

総司 炎の如く総司 炎の如く
(2003/10)
秋山 香乃

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読み始めて数ページで、「ああこれが私の望む総司像だなあ」と思いました。


以前秋山香乃さんの「歳三往きてまた」を読んだときは、合わなくて大変だったのですが、この本はすいすい読めました。

始まりは近藤周介の道場試衛館で、近藤勇と総司が周介立会いのもと試合をするところからです。

 総司17歳、勇27歳・・勇は来年の秋には宗家を継ぐことが決まっている。
 総司は、助に「どうだ、おめぇ、勇と自分のどちらが強ぇと思ってやがる」と問われて答えられなかった。
 周助は実際に剣を合わせる機会を作る。
 結果は総司が一本をとる。
 全身をぐっしょりと汗で濡らし気力を使いきった総司に勇は「腕が上がったじゃぇか」と無邪気に微笑みかける・・・

これだけでわくわくしませんか?


この本は、京は上るところから総司が江戸で亡くなるところまで書かれてます。
芹澤鴨暗殺・池田屋・山南の死など重要なことがらを押さえつつ
近藤勇の養子となった谷周平との関係、試衛館時代に知り合った長州藩士久保裕次郎との縁をからめて進みます。
斉藤一はここでは会津が送った間者ということになってます。

山南敬助が脱走して総司は大津で出会うところはつらいけれどいいです。
山南は総司に手紙を託します。
藤堂・周平・勇・総司あてと告げます。「死んでから開けるんだよ、いいね。」と。
そして最初に書いたというもう一通。
 
 「・・・・土方さんに?」
 「違う」
 「土方君じゃない。これはトシに書いたんだ」
 「ああ・・・歳さんに渡しておきます」
 「ありがとさん」


山南が死んで、歳三に届けられた手紙には

 藪から棒に言うけれどね、他人がなんと云ったって、わたしは君に嫌われてやしないという自信があるよ・・・

から始まってました。


この本の総司は、島田順司さんではなく藤原竜也さんという気がします。
2003年の発行で、大河を意識したのかはわかりません。
(配役はご存知だったかも)

描かれている人物が「新選組!」の配役にかぶります。
総司については「浅黒い顔」とだけあって美男子とは書いてませんけど・・・

藤堂平助「肌も滑らかな色白で細面の優しい顔」
伊東甲子太郎「目が細く切れ上がり、どこかしら色香がある・微笑を絶やさぬ優しげな雰囲気」

など、中村勘太郎さん・谷原章介さんのイメージでした


この本の土方・沖田の会話も好きです。

 「私は会津様の話が聞きたいな」
 「子供には関係ねぇ」
 「そんなこと云ったら、隊士の皆さんに土方さんのあんなことや、こんな秘密をばらしますよ」
 「何を云いやがる」
 歳三があわてるから
 「ばれちゃ不味い秘密でもあるんですか」
 総司は嬉しげに聞き返した。


江戸に戻り療養している総司のもとに近藤勇が最後に訪ねてきたときには
「連れていってほしい」と言ってしまいます。
すぐにわがままを云いたかっただけと笑顔を見せる総司に一緒に笑うのではなく、
「連れていく」と真剣な目をして応える勇。無理と知っていても懸命に頷く総司。


剣を極めるため生きてきた者が剣で死ねない・・・
でも近藤や土方と一緒にいられなかったことが彼の一番の苦しみかもしれない。
いつも最後は哀しく寂しいです。
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新聞記事から・・・

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