幕末の青嵐  木内 昇
2007/10/08(Mon)
新選組の始まりから終わりまでをさまざまな隊士の視点から描いています。新選組を好きな人に好評な1冊です。


新選組幕末の青嵐 新選組幕末の青嵐
木内 昇 (2004/04)
アスコム

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とても読みやすくてどんどん読んでしまいます。
ひとりひとりが自分の置かれている立場や気持ちを語っているので、物語としては細切れのような気もしますが、すでに大きな流れを掴んでいるファンなら困ることはないでしょう。
近藤勇・土方歳三・沖田総司・・どの姿も「うん、こういうのが読みたかった」と思う人物になっています。

近藤が「幕府が潰れたら、俺たちに生きる術がねぇよ」と投げやりに言ったのを受けて、病床の沖田を落胆させないように土方は言います。
 
 「周りから馬鹿だと言われようが、これと思えるもんがあるんなら、とことんやり通したほうが面白ぇさ。そうすればきっと、はっきり景色が見えるんじゃねぇか、と思ってさ。」

私がこの本で新たに納得してしまったのは「永倉新八」です。
試衛館メンバーの中でどこか冷静で大局を見ているかのような人として書かれていて、納得してしまいました。
だからといって山南のように悩んだりせず、悩む自分も上から見ている気がします。
そんな永倉も脱走した山南を連れ帰った沖田を殴る熱いところも持っています。明里と会わせたのも彼でした。

ドラマ「燃えよ剣」で土方が「永倉くん」ではなく「新八つぁん」と呼んでいたのが印象に残っています。(この本では「永倉くん」)


もう1冊新選組関連の本を。
「新選組~将軍警護の最後の武士団」です。作者は外国人です。
しかし膨大な新選組関連の歴史文書・伝記・書簡・日誌・回想録・談話基づいて書かれています。

作者は『歴史における位置づけに重点を置いて』書いたそうで、誰に肩入れすることもなく話は進みます。
また

  自分で目撃しないかぎり、出来事の真相はわからないが、綿密な調査力によって得られた骨組から<大胆な空想力>働かせて本質を反映した全体像を描くことができると思う

とも言います。

訳者は、『新選組!』の虜になり関連本を読み漁ったという正木恵美さん。金沢在住ですが、京都や日野にも行ったそうです。
この本を自分なりの隊士たちへの供養としたいと言っておられます。


新選組―将軍警護の最後の武士団 新選組―将軍警護の最後の武士団
ロミュラス・ヒルズボロウ (2007/06)
バベル

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