第九回「夢まぼろし」です。

このドラマは原作とは違うのだと思わずにいられません。
それは最初から言い聞かせていたのですが、今回は改めて思いました。

見直しはなしで感想を書かせてもらいます。
奈緒様を追いかける旅はやっぱり流してしまいました。
やっと見つけたのは江戸・・という哀しさがどうも伝わってきません。

柳次郎さんはもっと世間の苦味を知っている人のはず。
おこんさんにたしなめられるような言葉など口にしないと思います。

おこんさんが「お内儀さん」と呼ぶのがどうも気になります。

ドラマでは今津屋の内儀お艶は折々にでてきますが、原作ではあまりでてきません。反対に奈緒様は原作では幻のような存在で、奈緒の胸のうちは手紙と扇の言葉しかでてきません。

奈緒様の描き方がこのドラマの一番の失敗だと思います。
花魁姿で会うまで後姿とかだけで済ませて欲しかったです。

佐伯さんは奈緒の境遇をあえて書かないことで暗すぎない、哀しすぎない読後感を与えていたと思います。

ドラマでは奈緒様の顔がでるたびつらく、江戸で笑って暮らしている磐音すら責めたくなります。


 「千両の金子を作って助けたいです」

と言ってたのに終わりのほうでは今津屋の申し出に迷っている・・

どうも磐音の行動も納得いかないです・・・・

田野倉の事情も心情もわからないし・・



今回はめげることが多かったです。
よかったのは会所の四郎兵衛さんが渋くていい言葉を話していたことだけです。

やっぱりNHKでもうまくいかないこともあるんですね
フジ系の「剣客商売」とか「鬼平」とかは原作ファンに支持されているのかな?

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コメント 4

Aki_1031  2007, 10. 01 (Mon) 13:59

原作では奈緒ちゃんの存在自体がミステリアスに書かれていましたからね~。
奈緒ちゃんに関しては、相応の役者さんを起用したからには
登場させないといけないというテレビ側の苦肉の策なんでしょう…(苦笑)。

てゆーか、私も
>「千両の金子を作って助けたいです」
の言葉が出た時点で激しく違和感を覚えました。
それを言ってしまったら、その後の展開が
破綻しちまうだろーー!みたいな(苦笑)。
案の定、言いっぱなしになってしまったし…うーん。
しかしながら役者陣の演技は秀逸でしたね♪
耕史磐音はもちろんのこと、田野倉もいい表情を見せてくれました。

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-  2007, 09. 28 (Fri) 21:05

久しぶりにコメント書きます。
ダリアです。
今回は少しご不満のなつさんですね。(^ω^;)

>どうも磐音の行動も納得いかないです・・・・

久しぶりに江戸に帰着した磐音。
奈緒さまを追い、長崎、京、金沢と各地を歩き、
心は固く、まだ気持ちの高揚が冷めやらぬ時、
四郎兵衛に聞かれ
確かに「なんとしても金を工面する」と答えますが、
私は、その後にだんだんと現実が見えて来たのかな、、、と感じました。

実際の吉原に足を踏み入れ,
吉原3000人の遊女達を己の目で見、
それぞれの事情があれど
苦界に身を置いて生きるしか無い現実。

四郎兵衛さんにも固くこだわる自分の思いをたしなめられていますよね。

また1200両もの金子を安直に人から借りて己個人の幸せを追求していいのか、、、
奈緒の兄を殺した現実と1200両の借財という二つの現実を背負い、本当に奈緒さまと幸せを求めて手を取り合い生きて行けるのか、、、という迷い。などなど

なので今津屋吉右衛門さんの申し出を聞く時には
そうとうぐだぐたに迷っている感じで
その人間臭さに、ぐっと来ちゃいました〜

確かに奈緒さまを狂った様に求め旅する磐音が完全に割愛されていたのには、、、やっぱり、、、というか、がっかり!!でした。
シーンだけでもいいから、雪の山道を行く磐音や
京の島原を彷徨う磐音とか入れて欲しかったです。
ちゃっちい合成でもいいぞ!!NHKよ!!

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なつ  2007, 09. 28 (Fri) 19:44

あさぎさん>
今回はちょっと辛口でした(苦笑)
原作でも磐音に歯がゆい思いはありましたが、それまでの道のりも書かれていたから少しは納得できるところもあった気がします。
手元に本がなくて私の思い込みで怒っている部分もあるんですが・・・・

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あさぎ  2007, 09. 28 (Fri) 11:19

原作のイメージとは違うのですね。

そうそう!磐音さん、言ってましたよね、お金作って助けたいって。
だったら、今津屋さんの申し出には即決、なハズですよね。
原作読んでない私にも、あの迷いは不思議でした。

綿引さんが演じてた四郎兵衛(最初聞いた時、白兵衛?って思いました)ドラマがグッと引き締まった感じがしました。

別件ですが、「燃えよ剣」今日で最終回ですね~
寂しいです。

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