傾いた本棚

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本棚を見るとその人のことがわかるとか・・・

日本巨人伝山田顕義 佐藤三武朗 

2011年刊行で前から読みたかった本を図書館で借りました。
山田市之允の本です。

日本巨人伝 山田顕義日本巨人伝 山田顕義
(2011/01/15)
佐藤 三武朗

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感想はといえば・・この本読みやすかったです。
でもこれを読んで「山田顕義が好き」とはならないかなあ(苦笑)

子どもの頃から最期まで書かれていますが時系列通りではなく、「今」のあとに思い出す形で「過去」がきたりしてわかりづらい進み方でした。

「史実に基づいた小説」なので非常に多くの資料を参考しています。
西南戦争で熊本城に赴いたとき、部下に山川中佐(元会津藩山川大蔵)がいたこともちゃんと書いてある。


維新後山縣有朋とぶつかり陸軍を去り法の整備に命を捧げることになった後半が
著者の書きたかったことなのかなと思いました。
著者が日本大学の先生なので「学校をつくる」ことに奔走する主人公のところが一番イキイキしています。

どうも小説にしては固すぎて山田顕義とかかわった人との会話が説明的で長い。
「木戸さんの願いを受けての法律の制定」と何度も出てくるけれど
木戸とどれほど信頼しあっていたかが出てこないので薄っぺらく感じてしまう。

小説も発表している方なのですが、母校の学祖を描くのはかえって難しかったのかもしれません。

あとがきに
「こんな偉人がどうして歴史の表舞台に登場しないのであろうか~中略
 顕義は志士として軍人として、また文官つまり法律家や教育者として生きた元勲である。
 使命に燃え、国づくりのために命を賭した貴公子である。」
とありました。

確かに「山田顕義」が知られていないことは残念ですが、過去100万人あまりの卒業生と
付属幼稚園から大学までの96000人の在籍者たちは「山田顕義」の教えを継いでいる。
だからそこまで力をいれて叫ばなくてもいいのではと思ってしまいました。


あまりに尊敬するがゆえに本の中の顕義は人間らしさが薄まった気がしました。
 


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カテゴリ: 幕末関連

テーマ: 歴史

ジャンル: 学問・文化・芸術

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