傾いた本棚

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本棚を見るとその人のことがわかるとか・・・

しゃばけ 畠中 恵 

フジテレビ系でドラマ化の決まった「しゃばけ」「ぬしさまへ」を読みました。思いのほか早く図書館で借りられました。
(最新刊は80件以上の予約であきらめましたが)

※ネタばれはしないつもりです。

廻船問屋長崎屋の若旦那一太郎くんは十七歳。

子どものころから何度も死にかけている一太郎を心配して、祖父母がそばにつけた兄や二人は実は白沢と犬神という妖(あやかし)でした。

一太郎くんは、両親にも奉公人にも「大福餅に砂糖を山盛りにして黒蜜かけた」くらい甘やかされて育ったにもかかわらず、ぐれることなく繊細で正義感あふれる男の子です。

しゃばけシリーズは、この若旦那と妖怪たちが繰り広げる推理帖です。
「しゃばけ」は1冊でひとつの話で、一太郎とまわりの関係を事件にからめて丹念に描いています。
2巻以降は5つの小話を載せています。
読みやすいのは2巻以降ですが、ここは1巻から必ず読んで欲しいです。

この話は一太郎若旦那が難事件を解決するお話です。
でも一太郎くんは、剣に強いとか学問できるとかそういうスーパーマンではありません。お金も自由に使えません。店からほとんどでないから顔も広くありません。
でもなにかと助けてくれる妖怪たちがいるのですvv

一太郎は、大事にされるだけの自分をいつも問い直しています。
自分の存在理由を探すように事件に向かっていく若旦那。
そこらあたりが共感できてときにはほろりときたり・・・

一太郎と妖(あやかし)たちの交流も微笑ましい。
ちょっとはまりそうです。

3巻の本の帯には「映画化プロジェクト始動」と書いてあるけどこれがドラマ化?


2巻目「ぬしさまへ」は短編集です。

ぬしさまへ
もてる仁吉の災難。

栄吉の菓子
幼馴染の栄吉はほんといい子です。

空のビードロ
読んでいて泣けてきました。一太郎くんは体は弱いけれど心は強い。
その強さがぬくもりになって皆を慰めているのでしょう・・


四布の布団
若旦那の謎解きはだんだん冴えてきますが、怒鳴り声の大きさで卒倒してしまうところが可愛いです。


仁吉の思い人
千年生きることのできる妖しは片思いも千年続くのでした。
わかっていて応えられない相手の人もまたつらいでしょうが・・


虹を見し事
哀しい話でした。何かを感じることのできる人は、悲しいことも人より多く感じてしまうのだと思いました。


居眠りにも新選組にもないすごく不思議な世界です。
ドラマ化が楽しみです。(配役はけっこう合っている気がします)
第一弾と銘打っているので好評なら次もありでしょうか?

フジテレビでのドラマ化配役はコチラ→フジテレビニュース
※ここでは、けっこうネタばれされてます(苦笑)


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カテゴリ: 時代小説

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ジャンル: 本・雑誌

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2009.10.03 17:51
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しゃばけ 畠中恵

大店の若だんな・一太郎は、めっぽう体が弱い。 なのに猟奇事件に巻き込まれ、仲間の妖怪と解決に乗り出すことに。 再読。可愛い鳴家、犬...

粋な提案 [2009/10/03 17:49]

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