最終回からずいぶん経ちましたが感想です。

最後まで女に未練な土方歳三・・
沖田総司のおゆうに対する思いもそうでしたが、
『士道の前にはすべてを捨てる!』という気概のない者ばかりです。


1966年放送の「新選組血風録」の最終回
土方が函館の遊郭にいた女(山南の女)に言い残すせりふ


お前がどう思おうと、世間がどう思おうと日本中がどう思おうと
後世の歴史がどう思おうと俺に人生に悔いはない


こういうのはいまどき流行らないのでしょうか(涙)

だいたい「菊一文字」の次がいきなり最終回とは。
最初にこの番組の話を聞いたときは45分×12回ならしっかり描いてもらえると感激したものでした。

でもやっぱりはしょった感はぬぐえない・・・

最近の時代劇は「人と人との関わり」をじっくり描かないようです。
近藤・土方・沖田のつながり、試衛館時代からの仲間とのつながり
それがみえてないから山南の切腹も藤堂平助の脱退もすごく軽い・・・
函館まで戦った苦悩がみえないまま土方はひとりつっこむし・・・

予算から隊士をたくさん出せないとしても。試衛館ズとのなにげない日常会話をもっと見せるべきでした。
最後で紹介されても山崎以外は思い出がないんです。


桂小五郎はいらんかったなあ(爆)

永井土方は脚本どおりに演じただけで罪はないけど最後までなじめなかった・・
土方を目立たせるために芹澤と対決させたり
原作をゆがめた脚本にするから全体の評価も下げてしまいました。

良くも悪くも新選組像のバイブルともいえる司馬作品をあえて別解釈ですすめたN☆K
情けないというかもったいない作品となりました。

殺陣はとても鋭くかっこよかったので残念です。


※1966年当時、栗塚旭さんは29歳!!(永井さんは現在33歳です)
 栗塚旭さんは映画「TAKAMINE(アメリカに桜を咲かせた男)」に伊藤博文役で出ておられます
(一部地域のみ公開)
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コメント 2

なつ  2011, 06. 27 (Mon) 15:20

リューザキ弾正さん

せっかく司馬さんの原作を使うのになぜ変えてきたのか全然わかりません。
昭和版も予算がなくて、ナレーターを栗塚さんがやってるくらいですが押さえるところは押さえてた。
ロケが大変ならずっと屋内で会話するだけでもいい話になると思うんですが。

脚本家さんが「土方」を理解してないのでしょう。
いや司馬氏に敬意を表してないのかも。
女性向けゲームだって、見た目はさておきもう少し新選組ファンを納得させられる隊士像を出していると思うんです。

辻本沖田がよかっただけにとても残念。

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リューザキ弾正  2011, 06. 25 (Sat) 09:19

無駄な45分間・・・

時代劇枠が、30分から45分に変更になった時は、
人間関係とか、心理描写をしっかり描いてくれる時代劇の番組となるのだろうと思いました。

今回が、特別な「失敗」だったことを祈ります。
結局、誰が誰だか分からなかった試衛館ズ。
「油小路」も45分中、35分くらい、土方さんがメソメソウジウジ。
元々、鬼の副長が町のお嬢さんを密偵に利用するなんて、ありえない設定。
その心情さえ、希薄な描写。
最後まで、違和感ありまくりの永井土方。
本当に残念無念なドラマでした。

せっかくの貴重な時代劇枠、これからに期待したい、と思います。

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