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新しい龍馬像って結局なんだったんだろう。

「新しい」を求めるのは作り手の永遠のテーマです。
似たようなものを作ったら、へたすれば「盗作」だし・・・
誰でもオリジナルな作品を考えるために苦労している

でも、歴史ドラマに関して成功したものは少ないのではないでしょうか。
まあ、私の刷り込まれた歴史とドラマが合わないだけかもしれないけれど。

脚本家が福田靖氏だから「福山雅治」起用だったのか、福田氏の希望だったのかわかりませんが
坂本龍馬を「福山雅治」がやると決まった時点から「いままでにない大河」という目標が明確になったと思う。

七ヶ月口説いて人気者を主役にできた

ヒットドラマを連発している旬の脚本家が書く

演出だっていままでにない龍馬像をと意気込む

撮影・美術だってこだわる

制作スタッフ(オープニングクレジットにいる人たち)の皆さんがなにか「新しいものを作り上げるぞという熱」を持っていたようです。

(ホームページまでリキが入っていた)

その結果「福山龍馬」に確実に明るい光を当てられたと思います。
怒っても笑っても泣いても・・「福山龍馬」の姿はくっきり見えた。

しかしあまりにもその姿を追うあまりスポットの当たっていない部分は、ぼやけたかまったく見えなかった。

「龍馬」に寄り添う女性については時間をさくのに、中岡慎太郎ら土佐藩や亀山社中メンバーとの関係はいまひとつわからなかった。
幕府側はデフォルメされただけでまるでわからずやばかりのようだった。

龍馬の居ない場面のなんと少ないことか・・・

大きく動く歴史の渦が感じられないから「薩長同盟」も「大政奉還」もすごいことに思えなかった。

切り取った場面は素晴らしいところもあるのに全体はいまひとつ。
これはもう脚本家が「歴史」をただ調べただけで先人に敬意を払っていなかったせいだと思います。
大河ドラマは「HERO]や「ガリレオ」と同じように書いてはいけなかった・・・・
歴史は架空の物語ではなく、そのときその場所で生きていた人の話なんです。



「龍馬はすごい」と言う本人がすごくなければただのお世辞に聞こえるのだから
もうすこし関係者(薩長・土佐・幕府側)を丁寧に扱って欲しかった。

「この出演メンバーなら出たい」とほかの役者さんから思わせる配役を得ながら
脚本家も演出家もいまひとつ役者の力量を活かしきれなかった気がします。

ほんと、配役だけははまってたんですよね・・
はまるというか、役を作り上げられる役者さんばっかりだった。

岩崎弥太郎役の香川照之さんは何をやってもはずれのない人だけど
この大河では一番もったいない起用だったかも。

乙女ねえやんの寺島しのぶさん
武市半平太の大森南朋さん
岡田以蔵の佐藤健さん
桂小五郎の谷原章介さん
後藤象二郎の青木宗高さん
中岡慎太郎の上川隆也さん

うーんぜいたくな配役でした。


なにより高杉晋作の伊勢谷友介さん

高杉晋作をちゃんと描いてくれた(後半リョーマ病だったが)ことがうれしい。

今後龍馬ときいて福山雅治の顔はでてこないけど
高杉ときけば伊勢谷さんを思い浮かべてしまいます!!

登場回はいまでも激リピート中です。

彼の高杉に会えたことが「龍馬伝」一番の収穫でした。
あと、再び「幕末熱」が再燃したこと。

いまだに龍馬の本はスルーですが・・・(苦笑)
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コメント - 8

なつ  2010, 12. 06 (Mon) 09:56

tarou さん

コメントありがとうございます
tarouさんが「龍馬伝」に関してどう思われたか
お聞かせください。

私の文章では言葉が足りない部分があったかと思います。

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tarou  2010, 12. 05 (Sun) 00:35

実史の出来事がたまりません。
今の身近な周りの人たちの考えも、同じと思います。

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なつ  2010, 12. 01 (Wed) 20:45

リューザキ弾正さん

無意味な主人礼賛と現代的価値観の投入に、とても違和感があります>

昨年は役者さんの同情ばかりしてたような・・

今年は福山さんがアーティストとしてすでにしっかりした位置を確保している方だったので、役者さんはいい意味で張り合わなかったように思います。
「福山さんの龍馬ならこういうのもありか・・」と思わせた。

これが落とし穴でもあったわけですが(泣笑)

来年はすでの脚本家さんの考えとソリが合わないことがわかっていますので・・
ドラマは誰か入れ込む人がいないと見る気がしません。
私の見たい人はたいていで番が少ない(爆)

龍馬伝の桂&高杉、天地人の景勝、風林火山の高坂虎綱・・・


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リューザキ弾正  2010, 11. 30 (Tue) 21:18

激しく同感です。
今だから描けることと(年々史料が新発見されてます。それが投影されたドラマ造りということ)、
今の価値観で裁くのは全然別物ですよね。

ドラマスキーですので、大河ドラマは良く観ますが(暇人)
ここ数年の、無意味な主人礼賛と現代的価値観の投入に、とても違和感があります。

その姿勢が、まちがっちゅーと言いたいのですけど、耳を貸さずに来年アレです(涙)

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なつ  2010, 11. 30 (Tue) 13:33

Aki_1031 さん

長次郎切腹とか長崎での高杉初登場とか。>

高杉初登場の場面、本当にかっこよかったvv
ただ間に他の場所を挟みこむという演出がどうもせわしない。
見入っているとぱっと外される感じで・・・
まるで民放のCMみたい(苦笑)

伊勢谷晋作の出番が少なかった回は
流してみていた(おい)ので、感想があまりなかったり・・
自分が福山さんのファンなら幸福だったのにと
なんども思いました。

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なつ  2010, 11. 30 (Tue) 12:14

エノカマさん

最終回のあと、NHKのホームページで脚本家のインタビューを読みました。(先入観を持ちたくなかったのでいままで見ていなかった)
「大河ドラマのことはなにも知りません。大河だから時代劇だからどうしようこうしようということは一切なく~」
というのを読んで納得しつつ悲しくなりました。
まっさらな気持ちといえば聞こえはいいけど、ここでも過去の足跡を無視したんだなと。

検事官や海上保安官のドラマを調べて書かれた。
そう言う作品は「今」の人に聞いて「今」が書ける。「今」の視点で。
そこが時代劇と違うところでした。

「今では受け入れられないこともそのときは正しかった」
そういう視点でないと・・・・
昨年も理解できないことが多かったけれど今年も苦しい回があり残念でした。

いまではここでしいかできない一年通したドラマ。
その重みを感じて書いて欲しかったです。

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Aki_1031  2010, 11. 29 (Mon) 21:43

さすがなつさん!!!
激しく同意することばかりです。

役者さんは皆頑張っていたのに、
大道具さんやカメラマンも頑張っていたのに、
肝心の脚本がグダグダでは見るに耐えません。。。

1つ1つの話は面白い回もあったんですけどねぇ、
長次郎切腹とか長崎での高杉初登場とか。
でも48話という大きなストーリーのうねりとして生かし切れず
結果、各回が細切れで散逸してしまったように感じます。
重ね重ねもったいないですよね…伊勢谷晋作当たり役だったのに(←結局そこに行く・笑)

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エノカマ  2010, 11. 29 (Mon) 21:28

まったく同意です!
役者さんは、みんなよかったんですよね。。。

>先人に敬意を払っていなかったせいだと思います
それに尽きますよね…
脚本氏も、ろくに時代劇も見ていないのがわかりました。
外国監督でも「サムライ」「武士道」が好きで、リメイクする人
もいるって言うのに。
なんかもったいないです!

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