再来年の大河ドラマの主役(平清盛)は松山ケンイチさんと決まったようです。
平氏と源氏の時代はまったくノーマーク・・・・
役に合わせられる役者さんのイメージなので「松ケン清盛」を確立されるのではないでしょうか。

※歴史回廊協議会フォーラムのまとめも最後です。※
あさっては坂本龍馬の命日です。
墓前祭には多くの方が来られることでしょうね。

このフォーラムでも話題はそのことになりました。

霊山歴史館の木村氏の話


暗殺には小太刀の名手を集めたはず。
寺田屋のときに長い刀で失敗したと伏見奉行所から所司代および守護職に報告があがっている

掛け軸の血がひとすじ飛んでいるのはかなりの使い手
狭い部屋で一瞬で間合いがはかれるのは相当な腕

斬った人は斬ったとは言わない
今井はおそらく切っていないだろう。

桂早乃助は講武所の皆に勝った剣豪で、彼あたりが斬ったのではないだろうか
おそらく当日の朝指名されたのではないか
(前夜ではあれこれ考えてしまい、斬り込みに迷いがでる)


京都国立博物館の河田氏の話

仕事柄、幕末の有名人たちのご子孫に会う機会があるが皆さんそのひとの匂いが残っている気がする
たとえば三吉慎蔵さんの御子孫は「友人になりたい」と思わせる人柄だった
坂本龍馬のご子孫坂本直さんは「龍馬のことで伝え聞いたことはない」とおっしゃる。
それは代々坂本家が独立心が旺盛な家系で、若いころから親元を離れてしまうせいだと思う



土屋プロデューサーのお話

後の弥太郎や三菱まで描こうと考えていたが。結局最終回は龍馬の暗殺場面となった。
主人公が殺されて終わるドラマをどう気持ちよく見てもらえるか考え抜いた
(どうかご覧ください)

********

土屋Pと脚本家の福田氏は「どうして坂本龍馬が裏書するほど信頼を得たかわからない」と感じたらしい。
それは私もずっと疑問でした。
一介の浪人である坂本龍馬。
中岡慎太郎らの根回しなどいろいろな要素はあったとしてなぜ彼が仲立ちできたのか?不思議でした。
桂は龍馬に裏書させているけれどもともと正式文書に残せない(密約だから)中味。
薩摩が知らないといえば終わりの気休めじゃないのか?

このあたりはいまもよくわからないんです。

でも、土屋氏が言うように
【今同盟をしなければ長州はどうなるのかわからないときに、桂はプライド捨てるだろうと思った。】

この意見には疑問符です。
長州の命運を背負った桂には、滅びようとしているからこそ譲れない矜持があったのではないでしょうか。
司馬作品に影響を受けすぎかもしれません.
しかし創作であればなおさらサムライの意地みたいなものがみたかった。

龍馬と桂の友情をドラマから感じることができなかったせいもありますし
龍馬と友情を優先するには、長州藩の犠牲は大きすぎるのでは?

【歴史的な部分をつっこんで描いてお勉強になってもおもしろくない】
という意見にはええっという感じでした。
だから突然の中岡慎太郎、突然の大久保利通だったのか・・・

「お勉強になってはおもしろくない」けれど「お勉強としてみている」視聴者が多いんですよね。


土屋氏のお話を聞いて、ドラマ制作は大変なのだとはわかりました。

セットひとつでもほかの時代劇から転用したり苦労しているそうですし・・


☆京都まででかけた甲斐のあるよいイベントでした。
 歴史は奥深いなあとあらためて思いました。

※会場で帰り際「今週の歴史ヒストリアは中岡慎太郎です!」と土佐龍馬会さんからの伝言がありました※
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コメント 4

なつ  2010, 11. 18 (Thu) 16:45

リューザキ弾正さん

「お勉強になって面白い」のが、大河ドラマだと思うのですけど>

妄想大河さんが危惧されているように、「創作の設定」が本当のように思われるのは残念ですね。

歴史小説(ドラマ)は動かせない史実と史実の間を埋める創作が魅力です。
そのときその場所で話していた言葉やしぐさまで誰も正確に書き残しているわけじゃないですから。

でもそういう作業はタイムトラベラーとなりその時代に行った気持ちになることから始まると思います。
ここ数年の脚本家さんは服装だけ昔の「現代劇」を描いているのだと感じます。
おそらく来年も・・・

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リューザキ弾正  2010, 11. 16 (Tue) 14:01

やはり疑問符

幕末の切迫した空気感を感じ取れないドラマだった理由が、分かった気が・・・(苦笑)
ナンチャッテ佐幕派の私でも、「プライドを捨てた桂小五郎」は、違うと思います。

「お勉強になって面白い」のが、大河ドラマだと思うのですけど。

去年は、(と、来年は)惨憺たる結果になると予想できましたが(出来ますが)、
今年がこんなに酷くなるとは思いませんでした。
再来年に期待したいです(涙目)

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なつ  2010, 11. 15 (Mon) 18:55

Aki_1031 さん

コメントありがとうございます

歴史ヒストリアでも長州から同盟を言い出すことは「禁門の変で亡くなった同志に顔向けできない」としていました。
木戸さんは回想でもそう言ってますしね。
ドラマは龍馬を持ち上げるためにみえてもったいなかったです。
「脚本家の考える龍馬」のために「木戸」までがゆがめられた気がしています。

京都行きを渋っていたのは確かですね。
1回ドタキャンされているからなぜこちらから?と思っていたみたいです。
龍馬を信用していないというより、薩摩から正式に誰かお願いに来いって感じで。
(これは黒田了助が西郷の使者としてきた)

まあゴネの木戸さんですから(笑)
結局、高杉・井上が相談して藩主さまから「行け」と言ってもらったらしい。
藩命なら仕方ないと腰を上げた(^^;)


中岡さんのことはほとんど知らないので私も楽しみです。

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Aki_1031  2010, 11. 13 (Sat) 23:34

長文レポお疲れ様でしたー!

>桂はプライド捨てるだろうと思った
ワタシもこれ↑には疑問符です(苦笑)。
長州の今後が双肩にかかっているからこそ、政治家コゴローちゃんは
目先のことでは動かないと思います。
同盟締結も、確か高杉が「とにかく行ってくれ!」と
コゴローちゃんをせっついて、半ば強制的に
京へ向かわせたんじゃなかったでしたっけ…?(うろ覚え)

中岡ヒストリア、超楽しみです☆

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