パネリストの河田小龍から五代目にあたられる御子孫は京都在住の歯科医さんでした。
龍馬伝「遥かなるヌーヨーカ」の回はじっくり見たそうです。
龍馬の父が亡くなったシーンでは泣いちゃったそう・・・

おうちには整理できていない遺品があるそうで、もしかしたらこれから大きな発見があるかもしれません。
今回は「龍馬伝」の土屋プロデューサーを迎えてのフォーラムだったので、ほかの先生方も聞きたいことがいっぱいあったようです(笑)

先生方も大河ドラマをしっかり見ておられる!

国立博物館の宮川氏もいきなり
「制作費はどれくらいですか?ほかの大河より高いですか」
とか歴史と関係ないことをたずねて司会者に「専門のことをきいてください」とツっこまれてました。


以下土屋プロデューサーのお話(覚えている範囲で)

制作費は過去の大河と変わらない
ただし福山さんの出演料は【コンサート1回で回収するであろう額】
それで一年間拘束している!!
7ヶ月かかって口説いた

河田小龍をリリーフランキーさんと決めたのは写真によく似ていたから
(福山さんの友人でもあったので出演してもらえた)


二年くらい前から福田氏と取材していた
先生方の話を聞き、文献を読むほど『龍馬』がよくわからなくなった。
最後は自分が思った「龍馬でいい」ということになった。
それが今の時代の龍馬になるだろうと思った。


黒幕については「このひとだ」と決めたらおもしろくない
諸説がでてきて決定的なものがないのは誰もが可能性があると考える


この大河の最初からのテーマが「名も無き若者が日本を変えていく」だった
最初から「坂本龍馬」が『坂本龍馬』であったわけではない
同じように誰もが暗殺する側となり殺される側になりうる。


(薩長同盟の回で「桂が龍馬を待つ」というシーンについて聞かれ)

今回悩んで・・・よくわからないとおもったのが同盟の裏書だった
一介の浪人である龍馬が調停役になれたのか?
調べても福田さんが納得できる答えが得られなかった

薩摩と長州の締結に第三者として本当に信頼できる人はこの人しか居ないという
龍馬を信頼したいという桂の思い。
黒船を一緒に見るというところから桂を出して役を育てていった福田氏は二人の友情という観点で描いた



龍馬が来るまでは同盟の内容について話しはできなかったという説も納得できなかった

今同盟をしなければ長州はどうなるのかわからないとき、桂だってプライド捨てるだろうと思った。
命賭けてきたのにどうしてうだうだと何日もいるのか

実際のところは、桂が望んでも西郷が朝廷の「長州の処分方針」のゆくえを待っていた。
結果を天秤にかけていたために話し合いが進められなかった。

しかしここで朝廷の動きをえがくとややこしくなるのでそこは割愛した
歴史的な部分をつっこんで描いてお勉強になってもおもしろくない
最後には桂と龍馬の友情の物語であるとした



山内容堂について

龍馬と会わせてみたかった
殿様自身が先を見える人物ではないだろうかと考えた
サムライの時代が終わることもわかっていたのではないだろうか(だから酒飲みになった?)
近藤正臣さんには頂点にあるもの怖さを出してもらった(だから後藤を押さえ込んだりしている)

岩崎弥太郎について

龍馬は暗殺されたからこそヒーローになった。
けれどあのあと生きていたらやったことは弥太郎がやったことではないか

龍馬は単なる平和主義者でないことはわかっているが、ひとりの人物の中にいろいろな側面をいれると
ドラマとしては高まっていくけれど結局どういう人物かわからなくなる危険性があった
そこで対極の人物として弥太郎をもってきた


つづく
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コメント 4

なつ  2010, 11. 18 (Thu) 16:29

リューザキ弾正さん

コメントありがとうございます

どれだけ視聴者の感性をナメてかかっているのでしょうね>

確かに「わかりやすさ」は必要なのだけれど、そぎ落とした部分が悪すぎた気がします。
土屋P氏の話を聞いて、「なーんだちゃんと調べてるやん」と半分感心、半分がっかりしました。

「NHK大河ドラマ」としてのプライドを持ってつくって欲しかったです。
視聴者の中心は「ローマの休日」を知っている年代と言われていたんですが、それならなおさら「わかりにくいこと」を理解できると思うんです。
結局バカにしてるのかなあと。

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リューザキ弾正  2010, 11. 16 (Tue) 13:51

そこを描いてこそ・・・

なつサンが、赤い大文字で書かれたことをドラマで描写して欲しかった!
というか、「描写しろ!」と言いたい(苦笑)

「ややこしくなるから」「分からなくなるから」
・・・って、どれだけ視聴者の感性をナメてかかっているのでしょうね。

小龍先生の新史料発見のニュースが聞かれるといいですね♪
「遥かなるヌーヨーカー」は、私も好きでした。

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なつ  2010, 11. 15 (Mon) 18:02

エノカマさん

コメントありがとうございます

会場はおとなしい方ばかりで(笑)
土屋Pの言葉に「ええっ」の声はなかったです。
ひとりだけ会場から質問を受け付けました。
「岩崎弥太郎と山内容堂の描き方」についてで原稿読んでいるようなわかりやすい質問のしかたでした(感心)

あれはないんじゃないかということも「わかりやすくするため」「好評だから」のふたつで
乗り切ってきたようでした(溜息)

それにいろんな説も、有名人だけに多いし
それぞれ感じる人の「龍馬観」があるから、逆に難しいんでしょうかね>

確かに『龍馬』のどこにひかれるかも違いますね。
反対に「偉人化」しすぎやろという本もあったり。

実は『龍馬好き』な人は苦手です。
本当に話し合ったことがないので思い込みかもしれませんが
墓前のメッセージ瓦などをみると熱い方が多いようで・・・
武田鉄矢さんの影響なのかな

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エノカマ  2010, 11. 13 (Sat) 22:14

龍馬は調べれば調べるほどわからない

なかなか突っ込んだ話もあったようですね。
僕がその場にいたら「よく話がわからないんですが」(オイ)
って言ってしまいそうですが(苦笑)

>先生方の話を聞き、文献を読むほど『龍馬』がよくわからなくなった

やっぱり、そういうことなんだ(言ってる場合か!)
例えば、武器をバンバン斡旋してるのが事実なのに「平和主義者」と書く書籍も多いし
迷走したような脚本も、その苦心が現れているんでしょうか。。。

それにいろんな説も、有名人だけに多いし
それぞれ感じる人の「龍馬観」があるから、逆に難しいんでしょうかね。
僕がブログ記事で「これは龍馬がやったんじゃない」
って書くだけでも、批判が出るぐらいだから(苦笑)

続きも楽しみにしてます・・・



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