山田顕義(山田市之丞)、高杉の後継者市ィの本で読みやすいのはなんといってもこれ秋山香乃氏の

五稜郭を落した男

これと同じ秋山香乃氏の「晋作、蒼き烈日」を読めば幕末の長州のおおらかさ(笑)がよくわかります。

「五稜郭を落とした男」は読んだはずなのにブログに感想をあげてない・・??
近々再読しようと思ってます。


それでもう一冊、山口出身の古川薫氏の

剣と法典―小ナポレオン山田顕義 (文春文庫)

を紹介します。
地元出身の作家の場合、いくぶん身びいきになるようですが
その地の気質をわかっていることで、気持ちが理解できる面があると思ってます。

さて、この本の冒頭はちょっと驚きの話から始まっています。


【昭和63年12月20日に山田家墓地発掘
立ち会ったのは日本大学医学部法医学教室押田教授、解剖学星教授、文理学部人類学関係者など。
掘り出された遺骨の頭骸骨右側の側頭骨のほぼ中央に幅1センチ長さ1.8センチの穴があいていた】


山田顕義は1844年11月18日山口県萩市生まれで、1892年11月11日兵庫県生野銀山で亡くなっています。享年49歳。
生野銀山の視察中に卒倒したとも、過って坑道に落ちたとも言われています。
作者は日大の報告から暗殺されたのではないかと書いています。

この件については検索をしてもほかに記述が見つかりませんでした。
日本大学の図書館とかに行けば当時のことがわかるのかもしれません。

のちに詩人の大町桂月が書き残したものに

【南八郎(河上弥市)の亡き跡を弔わんと生野銀山にたちより誤りて銀抗に陥りて死せり。
されど伯の如き名士が銀抗におちいるでは相済まざるを以って、病死として世に伝えたるなり】

ともあり謎です。

観光史跡となっている生野銀山には「山田顕義伯爵終焉の地」記念碑があるようです。


この本は小説としてのおもしろみは少ないです。
しかし丁寧においたちから書かれているので入門書としてはいいかもです。

※もりたなるおの「抵抗の器」も「剣と法典」もタイトルだけからは中味がよくわからない(苦笑)

※当時法整備が急がれたのは、ちゃんとした法律がないと諸外国の信用が得られず
 不平等条約の改正が進められなかったからです。
 どこの法律を学ぶかももめたらしい・・・

※最近起こった尖閣諸島での中国人船長逮捕・釈放のニュースで「大津事件」が取り上げられていた。 
 ロシア皇太子襲った津田に対して政府(世論も)は死刑を望んだが、法を守って死刑にしなかったと言う事件。
 このときの法務大臣は山田顕義だった。
関連記事

コメント 0