NHKのドラマは、好評のようです。
原作を読んでない人も楽しめる上質のものだと思います(ときおり設定に無理はありますが・・・)

ドラマを見て原作を読み始めた人はその読みやすさ、おもしろさにはまること請け合いです。
このシリーズにはまって、時代小説に興味を持ち、あれこれ読んでみたものの磐音ほど魅力的な話に出会っていません。

同じ佐伯泰英の作品でも、肌のあわないものが多かったです。
「鎌倉河岸捕物控」は10巻読みました。これだけは次が出たらまた読みたいと思います。
宇江佐真理「髪結い伊三次捕物余話」はちょっと切なすぎて1巻でやめました。
さて、磐音ですが・・・この巻では磐音・おこん夫婦はまだ九州博多です。前巻は関前にもどった二人のことが1冊分書かれてました。

この巻では江戸に残った人たちのようすも描かれてます。
私にはそちらのほうが魅力的に思え、やっぱり坂崎磐音は江戸のいつもの顔ぶれの中で活躍してほしいとつくづく思いました。

江戸のほうの主役は品川柳次郎!!
双葉社のアンケート「磐音以外で好きな登場人物」で堂々3位になった品川様。これはこの巻の活躍が大きく効いているようです。


前にも書きましたが、品川家には父と兄がいるはずなのに全然でてきません。実は二人とも貧乏がいやで、家を出てしまっていたのでした。
内職をしながら家を守る幾代様と柳次郎。
でも家は、継げません。(父も嫡男も死んでいないので)
相談したくても磐音は旅先から戻ってくる便りもない・・・


偶然、幼馴染のお有と会ったときも背中に内職の荷を背負っています。

さすがの柳次郎もちょっと拗ねた気持ちで

  優しいだけではこの世はままならぬ

とつぶやきます。

今津屋内儀お佐紀さまの気遣いで、奥の座敷で話をする三人。お佐紀様は

  神様はきっと品川様のことをお忘れではございませんよ

となぐさめます


お有の縁談の相手が三度所帯を持って三度離縁したときき

  そんな奴のところにいくではないぞ

ときっぱり言い切ります。(かっこいいぞvv)

家を出てきたお有を助けるために佐々木道場を訪ねた柳次郎に玲圓先生も動き出し、御側御用の速水様や南町奉行まで巻き込んでの活躍となります。
そして悪事は裁かれ、お有も無事屋敷に戻ります。
(奉行所も幕府勘定所も懐が潤いました)

このあと最後のページまでで何度も泣きました。

密かに手を回してくれていた老分番頭の由蔵さんに拍手です。

品川柳次郎は、坂崎磐音に出会ってこの五年ですごく成長しました。
磐音も江戸で柳次郎に出会って本当によかったと思います。


 倅の柳次郎さんは大した人物ですぜ、幾代様



鉄五郎親方の言う通りです。


幸せになってほしいです・・・・でも・・
磐音に続いて、柳次郎さんにもイイヒトが!!ちょっと寂しい気分です(苦笑)



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コメント 2

なつ  2009, 05. 24 (Sun) 20:19

narkejpさん

この巻は何度も読み返してます。(後半だけ・笑)
ひそかにファンだった柳次郎クンが主役で嬉しかったです。

いつもは磐音の陰に隠れてあまり活躍の場がありませんが、江戸に出てきた磐音の最初の友人ですよね。
手傷を負った磐音の治療費にもらったばかり給金を出す優しさを持ってます。
だからお佐紀さまの言葉におおきくうなづいたものでした。

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narkejp  2009, 05. 24 (Sun) 11:37

堂々たるプロポーズ

ようやく第22巻まできました。博多での出来事は、まあ想定の範囲内でしたが、品川柳次郎クンと椎葉お有さんのエピソードは、なかなか読ませるものでした(^o^)/
ヘタレ柳次郎クンも、やっぱり恋をすると強くなるのでしょうか(^o^)/
お有さんの堂々たるプロポーズも、ユーモラスな雰囲気の中に、芯のある強さも垣間見せて、いいお話でしたね。

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