傾いた本棚

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本棚を見るとその人のことがわかるとか・・・

OSK日本歌劇団 「総司恋歌 沖田総司の青春」@ABCホール 

ABCホールはこじんまりとして見やすくて好きです。
ひさしぶりの観劇。
あの人数で、なおかつ先斗町の芸妓・舞妓さんとの共演というむずかしさ。
100分でうまくまとめていたと思う。

地味といえば地味ですが・・・

始まってすぐに刺客に襲われる総司。
少女をかばって怪我したところから、女医師と出会うのですが、いきなり

「新選組の沖田総司です」

と名乗ったのには驚きました。

けっこういままでの小説やお芝居では「沖田総司」であることを隠している設定が多かったので。

なんといっても「壬生狼」であり人斬り集団と言われていた新選組。
勤皇派の手前、みだりに本名は言わないかなと思いました。


まあ史実を追求して文句をつけるべき舞台ではないとはわかっています。


おきぬちゃんのエピソード。
広瀬仁紀「沖田総司恋唄」に出てくる話に似ています。
吉峯先生はこの本を読まれたのでしょうか。

構成上仕方ないけれど、おきぬちゃんとのふれあいがもう少しないと、最後の鈴が生きてこない気もしました。
女先生との関係も唐突?

ところであの紅葉はどこなんでしょうね・・・すごい崖でしたが。


高世さんがめずらしく笑顔の多い無邪気な役(内に寂しさはある)でした。
笛だけでおどる場面はすごみと悲哀とがあってよかった。

でも正直主役だから仕方ない配役ですが、沖田総司には貫禄ありすぎた。
いつか歌劇団の舞台で、桜花近藤・高世土方で見たい気がしました。
(沖田にはやはり若手を)
桐生さんはイメージ原田左之助だけど、芝居の重みとして山南さんか・・・
明里ととの別れなど今回の芳松に通じるものがありそう。


先斗町の三人さんはさすがプロでした。
いいものをみせてもらいました。(もみ寿さんは人形さんのよう)
平松さんが一緒に踊るとは思いませんでした。

美砂まりさんは乙女役のとき同様、こういう母性を感じる役が似合いますねえ。

「沖田はんはこのときもう自分の病気のことを知ってはりました」の語りのあと「でも笑ってすごしている強い心の持ち主」は余計だったと思う。
そういうことは舞台の姿で観客が感じることだと思います。

説明でなく、交わす言葉や行動でわからせてほしい・・・

近藤と土方の間でスイカをほおばる総司の場面のように。
あそこで3人の絆が深いことがとてもよくわかった。

総司は「新選組に尽くす」のではなく、「近藤さんや土方さんのいるところに居たい」それだけだったと思います。


※新選組に対しては自分の持っているカタチがあるのでちょっと辛いです。
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カテゴリ: 映画・舞台

テーマ: 観劇

ジャンル: 学問・文化・芸術

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2010.10.06 01:31
 |  # | edit

カタリーナさん>

コメントありがとうございます。
私はOSKを見に行くようになってまだ数年なのでえらそうなことはいえないのですが、「新選組」だったのでつい厳しい目線になりました。

主役の高世さんは普段舞台では見ることの少ない「無邪気な笑顔」を見せていてファンの人にはたまらないものだったと思います。

だからなおのこと脚本を練ってほしかった・・・

虚構の中に本物が入ると、虚構が虚構でなくなるもの。 >

なるほど!
お互い刺激を受けて今後に活かせる共演だったでしょうね。

OSKさんはまだまだ大変なようです。
どこかでご縁があるといいですねえ。


2010.09.24 08:13
URL | なつ #- | edit

OSKの舞台は観たことがないのですが、
こちらのブログにお邪魔するようになってから記事はいつも読ませていただいております。
HPで公演ポスターを見ましたが、確かに総司にしては美しく妖しすぎる感じですね。
もしかしたらせめて土方さんと逆の配役がいいのかなとか、
ポスターから勝手に想像してましたけど、
OSKもやはり番手などがあって難しいのでしょうね。
それにしても先斗町から本当の芸妓さんをお呼びしてなんて、
演じるほうは大変だったかもしれませんが、
観客としては2倍美味しいですねー!
虚構の中に本物が入ると、虚構が虚構でなくなるもの。
きっとお互いに引き立て合ったのではないかと思います。
OSKは一度解散しているだけに、その舞台はとても真摯で熱いと聞いております。
地方公演なんかがあれば、一度拝見してみたいのですけどねえ。

2010.09.23 02:00
URL | カタリーナ #HfMzn2gY | edit

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