NHKBS-hiの「風林火山」の再放送を見ています。
CSの連続放送に慣れた私には1週間に1回というのはまどろっこしいですが、中味が濃いのでこれくらいの間隔のほうがよいのかもです。

放送時には全然興味がなくて(幕末ブームだった)・・・・
「風林火山」を見始めてからいろいろ読みました。


※本は図書館での借りるので感想をかくまえに返却してしまい、細かいところはうろ覚えです(汗)



風林火山 (新潮文庫)

この短い小説をよく大河ドラマにしたなあと感心します。
諏訪御寮人(ここでは由布姫)を慕う山本勘助。
大河でもちょっとウザイ(苦笑)姫ですが本でも振り回している感が。
油川の姫に好感がもてます。
勘助に「信繁さまのように兄を助ける弟に育ててほしい」と言われて喜んでいるのが可愛かった。
実際、織田軍との戦いで最期まで抵抗したのは彼女の子仁科盛信でした・・・


真・甲陽軍艦―武田信玄の秘密 (講談社文庫)

作者が志茂田景樹さんなので、ほとんどファンタジーの世界です(笑)
ありえないと思いつつ、史実はまげてないのでこういうのもありかなと思ったり。
春日源五郎の本といえるのかもしれません。

以下ネタバレ
ここでは信玄は二重人格で非情な軍略をめぐらすのはもうひとりの信玄ということになっている
裏信玄のときは姿も醜く変わってしまう。(ヒミツを知っているのは板垣・甘利・飯富・源五郎)
そこでその姿に似ている「山本勘助」を使い裏信玄の考えを言うだけの軍師とする。
やがて裏信玄がオモテの人格と重なるようになり、勘助は謀殺される




野望〈上〉―信濃戦雲録 第1部 (祥伝社文庫)

井沢元彦氏といえば「逆説の日本史」で、読む前は堅苦しいかと思ったのですが、これがとてもおもしろかったです。
姫の出番がない「風林火山」(笑)
内容も山本勘助が晴信に仕官するところから始まり、川中島で討たれるところまです。
ひたすら軍師としての勘助を描いており、その策略の数々が当たるところなどわくわくします。
「大将の代わりはいても軍師の代わりはいない」として軍師は死んではならぬと言います。
自らの年齢を考え後継者を育てようと、若い教来石(のちの馬場信春)を選びますが、あまりにまっすぐなため謀略には不向きと断念。
真田幸隆を見込んで指示をしつつ、春日源五郎(高坂昌信)を鍛えます。
この本では上杉謙信との攻防もくわしく描かれており、上洛した謙信をうらやむ信玄など二人の関係がよくみえます。

第二部として「覇者上・下」があります。
こちらは高坂昌信が主役です。
しかし武田家が滅亡へと向かい、信長のことが主体となります。(野望で登場していたオリジナルキャラ・誠之助が活躍)
樋口兼続が直江景綱に見込まれて養子になっていたり、武田家滅亡の時点で昌信が生きていたり史実と違う展開になっており、「野望」ほどのキレのよさはありません。


武田信玄 斉藤吉見 信濃路出版

この本は古くて図書館でしか見られないかもしれません。

めずらしく源五郎が寵童であることを流さずに書いています。
信玄が見初めるところ、例の手紙を書くところもあります。
山本勘助はここでは実は源五郎と同年代で前からの知り合いという設定です。

勘助が実は信長の使わした刺客で、川中島では死んだと見せかけて姿を隠す
源五郎は「甲陽軍艦」にはわざと足と目が不自由な年配者として書き残す・・・

無理なところもありますが、めずらしい書き方なので読んでみてください。
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コメント 2

なつ  2009, 09. 22 (Tue) 17:53

リューザキ弾正さん

武田モノはどこで完結するかでテイストが変わりますね。
第4次川中島の戦いか、信玄の最期か、勝頼の最期で終わるか・・・
実質、川中島の戦いでどちらかが討たれていたら武田家は違っていたでしょうね。
それよりまえに上杉謙信がいなければもっと楽だったでしょうし。

新田次郎氏の作品は読んでみたいと思います。

「風林火山」を見ていて「上杉」と聞くと謙信と思ってしまうのですが
まだ関東にいた管領のことでした。
あちらはまだ長尾ですね。

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リューザキ弾正  2009, 09. 21 (Mon) 10:36

祝「風林火山」読了♪

遅まきながら、こんにちは!
武田攻め(笑)、着々と行なっていますね♪

「風林火山」勘助、全女性キャラに振り回されておりますね。
ちなみに、晴信も(^_^;) それが、乱世の女のしたたかさと言うものです(^w^)

割りと、短い小説ですがキャラが濃いです。
そして、この原作を叩き台にして出来上がった
あの大河ドラマが濃く仕上がったのも納得します(笑)

ところで、リュー弾のオススメは…

新田次郎著 「武田三代」(文春文庫)など、如何でしょうか o(^-^)o

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