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佐伯泰英さんの角川時代小説文庫「鎌倉河岸捕物控」シリーズが10巻となり、その記念の意味合いあり出された解説本です。

まずは関連の地図が載っているのがうれしいです。
10巻に繋がる小編があり、インタビュー、登場人物紹介、作品解説とこれは「佐伯本」でもありましたが、すごいのは年表です。
1巻の寛政9年の春先から起こった事柄を順に綴ってます。

こういうのが「居眠り磐音」にも欲しいです!

できれば江戸の地図も載せてほしい・・・
「鎌倉河岸捕物控」は話が小振りで、ドラマ化とかには向いてないようです。誰かヒーロー的な人がいるわけじゃないし・・

あえていうなら、金座裏の親分の養子政次の活躍となるのでしょうか。
彼は元呉服屋「松坂屋」の手代。言葉遣いも物腰も丁寧で、周りに気をつかう若親分。
これに従うのが幼馴染の亮吉。手先として先輩だったのに、政次が後継ぎとして呼ばれてすねて家出したが、今では足をつかった探索にはかかせない片腕。
もうひとりの幼馴染は船宿の船頭彦四郎。力持ちの大男。金座裏の重要な足としてたびたび船を出します。

政次の活躍というより、三人が力を合わせて解決に向かうところがいいです。幼馴染ならではの言い合いとかも楽しいです。

この本の登場人物紹介は結構くわしくて、小説ではくわしく書かれていないことものってます。
たとえば政次は大店に奉公していずれは店を持つこと心に誓っていましたが、自分から日本橋界隈の店を調査して松坂屋に決めたのだとか。同期で一番先に手代になったのもうなづけます。

このシリーズ、派手さはありませんがほっとできるところは
居眠り磐音に似ていますね。

装画の浅野隆弘さんの絵もほのぼのして好きです。
時代小説は浅田次郎「憑神」も手がけてますが、現代小説も装丁されているマルチな方のようです。

「鎌倉河岸捕物控」読本 (時代小説文庫) 「鎌倉河岸捕物控」読本 (時代小説文庫)
佐伯 泰英 (2006/09)
角川春樹事務所

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