傾いた本棚

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本棚を見るとその人のことがわかるとか・・・

Blue amber~揺れる琥珀のように~@ABCホール 

OSK日本歌劇団の高世麻央さん中心の公演です。

公演間近で取ったチケットだったのにG列の端だったので恐縮しています。
Blue amber(ブルーアンバー)とは日差しにかざすと青色の琥珀
たぶん貴重で高価なものだと思います。

この宝石を薬指のはめたら幸福になれるとか(富となにかが手に入る?だったかも)

殺し屋シャール・アンダーソンに世話になったマフィアのボス・ジョバンニ・ベッキオからBlue amberが届くところから物語は始まります。
それはボスが亡くなったということを意味していました。

ボスとの約束は、「恩を返すため」のようです。
でも「殺し屋」として育てることは、ボスの闇の部分の手伝いなわけで、「恩」を感じることもないかと思ったり。
「もし残された妻が自分の取り分以上に求めたときは、妻を殺せという」依頼を受けていた(後でわかる)なら、妻グレースを説得してもいいと思うけど・・まんざら知らない仲じゃなさそうなのに。

グレースは貧しい農村から飛び出し、クラブ歌手からボスの妻へとのし上がった女。
遺産の半分はもらったんだからいいじゃないと思うものの、ずっと援助をもらい暮らしていた元恋人をうらやむ気持ちも分かる気がします。


昔の恋人の娘メリーベル(実子)は、どうも父親がボスとは知らなかったような・・・
母は明るい人だったから誕生日に墓に参るっておかしくないですか?

墓でシャールと会ったメリーベルはいきなりを「シャール」と名前で呼びます。
最初は「アンダーソンさん」じゃないんですか。すごく馴れ馴れしい。
まあ一目惚れというか、時間の都合で(笑)すぐ相思相愛?


この娘、自分のためにが少年サンドロが死に、シルビアや殺し屋カルロが死んでいるのに罪悪感がなさそうで。
シャールに対しても連れていってほしそうでした。
遺産ももらっちゃったんだろうなあ(苦笑)

シャールも人を殺しても平気そうで・・・サンドロの養父を追い詰めて自害させたことあっさり話しちゃうし。
隠したままに面倒をみてほしいとたのめばよかったのに。

サンドロは養父を追い詰めた彼を恨んだりしないのでしょうか?
いつかは消える幸せだと知っていて過ごしてきたのなら寂しい少年ですね。



最後にシャールはメリーベルに「指輪ができたら迎えにくる」と言いました。
ハッピイエンドはいいけどあっさりしすぎでしょう。

私は宝石を彼女に預けていくと思いました。
殺し屋をやめなくては彼女の愛には応えられないのだから、おそらく無理。
この先会えないと彼女もわかっていて「いってらっしゃい」と言う。
そんな展開を望んでました。



まあ1時間の話なのですっきりさせたのでしょうね。
昨年そごう劇場でされた公演より、わかりやすくてよかったです。

高世さんはとにかく端整な顔つきでかっこいいです。
シチリアの青い空に合わせたのか青いスーツでした。

お芝居のあとダンスと歌がありました。
マイクを持ってのソロでは座席のほうに降りてこられてゆっくりお客さんを見つめて歌われました!
目が合うとはずかしい・・・でもそばにきてほしい・・・複雑でした(笑)

私の前の列のお客さん(もちろん女性)を歌いながら見つめ、去るとき軽くウインク(流し目?)されたので『キャー』と歓声がvvそれを見ていた私も思わず「わぁ」と☆

桜花さんならウインクじゃなく両手で握手しそう・・・・なんて考えました。


高世さんのファンの人は元がとれたかな。
ABCホールは3500円くらいのイメージなので、ちょっと料金高めの印象です。
アクサルも高かった・・・


舞台が芝居用なので殺風景(特に床が)でした。
うしろの白幕がスクリーンとなって港の風景とか墓地とかに変わるのはよかったです。

暗転するたび椅子やら机やらを出したり片付けたり大変そうでした。
左右のドアとか、客席の下りる階段とかを役者さんが上手に使って、舞台に目を向けないうちに場面を転換してましたね。


平松沙里さんが綺麗でした。
ちょっとくずれた女という感じもよく出ていたし、芝居の部分もうまかったです。

あとは楊琳さんはこういう役もできるのかと。
ダンスのとき、きりっと踊っていて最後にちらっと笑みを見せるのが、うまくいえないけどスターっぽくて・・・大物なのかなあと。


次は京都南座の予定です・・でも主人の休みが未定で困ります。
またギリギリで取る羽目になりそう・・・
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カテゴリ: 映画・舞台

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コメント

seiyaさん

サンドロの役回りがよくわかりませんでしたね。
彼もカルロも死ぬために出てきたようで・・
救いがなかった。
短い話なのだから、せめてメリーベルと暮らしていくラストだとよかったです。

脚本家と観客の感覚の違いでしょうか?
お芝居にはときおり、稽古の段階で「誰かおかしいって思わないのかな」という構成があるような・・・・

2009.06.10 08:42
URL | なつ #- | edit

私も見てきました

千秋楽前と千秋楽の2回見ました。
平松さんの美しさと、崩れた感じ、良かったですよね。

>サンドロは養父を追い詰めた彼を恨んだりしないのでしょうか?

そこ、私も疑問に思いました。それとも、そういう発想が浮かばないくらい幼いのかしら。

>いつかは消える幸せだと知っていて過ごしてきたのなら寂しい少年ですね。

ああ、本当ですね。気がつかなかった。サンドロは寂しい少年なんですね。


2009.06.08 22:34
URL | seiya #- | edit

華崎さんへ

ラストのところ、いますぐ気持ちは受け入れられないけどそのうち・・みたいな感じですか。待っていてほしいと言ってましたし・・・
歌の歌詞まではよく覚えてないですが、短い時間で恋が燃え上がったという雰囲気でもなかった・・??
またご覧になったら感想を聞かせてくださいませ。

今日の席(カメラの前・通路側)は全体がよく見えました。
サイドを使ってのお芝居もあったので、前すぎると見づらかったかもです。

2009.06.06 22:32
URL | なつ #- | edit

No title

ラスト、何か変でしたね。
薬指の指輪を作るって、もうプロポーズみたいなものですよね?(薬指に婚約指輪をするのは日本だけ?)
なのに、その後に唄う歌では、メリーベルのことを思うと不思議な気持ちになる(でしたっけ)みたいな、恋のし始めみたいなことを言ってますよね。実際、ほとんど仲は深まってないと思いますし(時間的にも距離的にも)。
そして、「出会っただけで危険」なのに、いつのまにか、シャールは戻ってくることになっている…? 「???」でした。
しかし高世さんはかっこよかったです。今日はセンターの席だったので、高世さんのかっこよさがよく見えました。

2009.06.06 22:03
URL | 華崎 #rW9OjHYk | edit

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