年の瀬に二晩続けて斬りあうことになった磐音。
新年は、おこんと金兵衛宅で仲良く雑煮をいただきます。
父と磐音から味を褒められて、幸せを感じるおこんさんです。

権造親分に

  「親分さん、坂崎さんを無闇に引っ張りださないでくださいな。
   これからは私の許しがなければ駄目ですからね。」

と釘をさしたり

  「所帯を持ったら私が家計をぴしりと締めるわ。坂崎さんに任せてい二人して日干しになるもの」

と磐音に宣言したりすっかり貫禄が・・・・

老分番頭由蔵が(人間がひと回り大きくなった)思うほどです。

おこんの言葉をにこにこ受け流す磐音もすっかり余裕です。

南町奉行所同心木下一郎太も、権造親分も『三国一の花嫁花婿だ』言い切ってます(笑)
 



初詣で磐音たちと会った品川柳次郎、幾代親子。
嫁の来手がないと嘆く幾代におこんは

  「きっと近くに赤い紐で結ばれた方がおられます。」

となぐさめますが、このとき柳次郎の脳裏に浮かんだ女性とは誰なのでしょう?遠い昔に一度だけ出会った方のようですが・・・

最初は姉と慕った佳代様かと思いました。
同じ貧乏御家人の家に苦労を承知で嫁がれた佳代様は、柳次郎にとって希望だったのではないでしょうか。あるいは義姉になっていたかも、もしかしたら自分の妻に・・・などと夢見ていたこともあったかなと思います。
しかし、佳代様は柳次郎の腕の中で亡くなった方。

最新刊「荒海の津」で品川家は危難に見舞われますが
このとき関わる女性かもしれません・・・


嫁の来手といえば、この巻では佐々木道場師範代本多鐘四郎に縁談話が持ち上がります。天下の佐々木道場師範代が、美しい娘にあたふたするようす・・微笑ましいです。
あまりの鈍感ぶりに玲圓も持て余してます(笑)

鐘四郎が住み込みの弟子となった理由が語られ、すでに両親もないことがわかります。
昔にふんぎりをつけるために幼なじみの千代様をたずねる磐音と鐘四郎。
しかし千代様は内藤新宿の飯売旅籠の女将となってしまってました。
傷心の鐘四郎をなぐさめる磐音。幼き頃の思いを貫き通してきたもの同志でした。

磐音、柳次郎、鐘四郎、三味線作りの鶴吉・・・相手を想いながらも別の道を歩くこととなり、後に別人のようになった相手と再会する・・・・そんな悲しさを味わう人が多いです。


今津屋で奉公していたおそめちゃんが江三郎の元に修行に出ることになります。一人前になるまで十年は住み込むそうで、幸吉の想いもそれまではお預けです。この二人は変わることなく大きくなって欲しいものです。

おそめが修行行く前に生まれ育った大川端で、幸吉と妹のおはつと雛流しをします。今回は春霞の流れに浮かぶ捨て雛がタイトルになっています




関連記事

コメント 0