11月28日に京橋にオープンした吉本の劇場。
そのこけらおとし公演と銘打たれた芝居「かさ」です。

脚本黒田有(メッセンジャー)、演出大塚雅史さんでした。


ネタバレありますのでご了承ください(公演は12/1~12/20)
まずは会場に行くのに迷いました。地下鉄で遠い出口にでてしまい、あがると全然わかりませんでした。通りがかった方に道を訊いてみると角をまがってすぐでした(苦笑)
ビルの背中側にいたんですね。

劇場は5階で、ロビーとかはわりと狭いです。(売店があるせいか・・)

お客さんは満杯ではなかったです。
まあお笑い公演ではないので仕方ないでしょうか。

まず二時間半の公演時間は長すぎです。
それほどよい椅子ではなかったのでおしりが痛かった・・・

なんかテンポがよくないです。

関西小劇場の役者さんとお笑い芸人さんとテレビの俳優(タレント)さん
この中でテレビ中心の俳優(タレント)さん・・・ちはるさん、長江健次さん、浜田翔子さんがどうも中途半端な気がしました。

芸人さんの「笑い」にからむのもいまひとつだし、そうかといって演技がうまいというわけでもない・・・
いっそ芸人さん以外は舞台の役者さんで固めたらよかったのにと思いました。
(集客という面で問題かもしれません)

ちはるさんが人気女優(今は干されている)役に見えません。

柄谷(囚人)さんや山田かつろう(文化人)さんは他の舞台を見たことがありますが
普段の舞台の半分くらいしかせりふがないし、動きもなかったですね。

いいなあと思ったのは刑務官役の関秀人さん。
背があってがっしりされているので頼れる刑務官といった感じがよくでてました。
かっての後輩の幸せを願う・・という役が合っていました。
ダブルキャストの金山さんがどういう刑務官をするのか見てみたいです。

黒田さんの芸能プロダクションマネージャーも似合ってました。
今回は脚本も書かれて才能のある方と思います。
刑務所内で劇(アリとキリギリス)をやるという変わった設定に、男女の愛をからめているのも新鮮でした。
でも吉本新喜劇風のどたばたでもシリアスな芝居でもなくて・・・・

出演者の個性を活かすというか、皆に見せ場を的なつくりで、主役の男女の部分が後回しになったように思いました。

手紙のやりとりで心を通わすのはわかるのですが、ここが結構眠くて・・・(爆)
二つのドアを使って場所を交替します。ここは舞台上に入れ替わってもよかったのでは。
ドアがバタバタするのがいやでした。
そのあと顔を合わせて、手紙の相手が昔の恋人と気づいても二人の態度がなんか変わりないし。

劇中劇の「アリとキリギリス」が一番受けていました。
(一度幕が閉まったので「終わり?」と迷っちゃいました。)
キリギリスのダンスは平田敦子(キャスター)さんがふくよかなのに一番軽やかに踊られてました。
冬になって空腹で倒れるシーン他の人に「うえを向いて寝たら死ぬよ」と言われてました(笑)
亀じゃあるまいし何?と思っていたら、衣装がめくれておなかが出てしまうのでした。


新喜劇の井上竜夫さんはさすがベテランです。
ボケもマジメもいい味を出されてました。
その井上さんを励ます平田さんのシーンよかったです。
折り鶴はいい小道具でした。

雨の日、仮出所した男を元恋人の女優が待っているのにその「かさ」には入らないんですね。
確かに入ったら前のように依存してしまうのだけれど、過去とは違う男としてぎゅっと抱きしめてほしかったかも。(カラタニストはいやでしょうが)

Gパン姿の柄谷さん。足がすごく長かった!
山田かつろうさんもすらりとして黄緑!のスーツが似合ってた。

そぎおとせば二時間にはなったような。
ちょっとせりふが説教じみてたところもありましたし・・・

長い公演なのでどんどんよくなっていくのだと思います。


※「アリとキリギリス」はグリム童話と思っていたという黒田さん。お客さんのアンケートで「イソップ童話」と判明。この日から変えたそうです。

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