傾いた本棚

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本棚を見るとその人のことがわかるとか・・・

宝塚歌劇団月組「夢の浮橋」@宝塚大劇場 

金曜日に行ってきました。初めての宝塚大劇場。

JR大阪駅で電車が遅れていて、あわてて阪急電車に乗り換えました。
10分前に入り口にたどりつきほっ・・・
どこかの女子校が団体観劇するためいっぱい並んでいました。
そういえばうちの娘も、劇団四季の『オペラ座の怪人』を学校から見せてもらっていました。

今回は源氏物語千年紀ということでこちらも源氏物語。
OSKと同じく宇治十帖でした。

(宝塚初見なので見当はずれの感想かもしれません)
宝塚でも源氏物語はむずかしいのだなという感想です。

原作を読んでいる人には物語の違いにとまどい、原作を知らない人は話がわからないだろうと思いました。

光源氏の次男・薫と孫で今上帝第三皇子・匂宮は幼なじみ。
匂宮は色好みで毎夜多くの女性たちと恋を語っていた。
薫は宇治に浮舟という姫を囲っていた。興味を持った匂宮が訪ねるとそこには亡くなった大君にそっくりの姫君がいた。


このあたりまでは原作どおりでした。
薫が大君を想いつつも通じず、彼女を病気で亡くしていたこと、匂宮が中の君を妻として都に迎えていたことは飛ばしていましたが。

ここから宝塚版(大野拓史)はなんだか暗くなるんですよね。

東宮(次の帝)には二の宮(匂宮の兄)が決まっていたのに、政策上で夕霧(光源氏長男)と対立。
二の宮が源氏と競う家の娘と約束していることを知って、夕霧は自分の娘を匂宮に嫁がせて東宮にしようとします。→夕霧は帝を人形として自分(源氏の家)が権力を握りたい



ここらあたりの状況がわかりづらかった。
というか、誰がなんという役なのかわからなかったんです。
遠いし、団員さんのお名前も顔知らなかったので・・・・(劇中、官位で呼んでいてあまり役名を呼んでいなかったような気がします)

知らぬ間に東宮にされた匂宮は自分がただの人形(傀儡くぐつ)であることに気づいてしまう
そして、同じように大君の形代(人形)ではないかと迷う浮舟と惹かれあう。
残り香で匂宮の訪れを知った薫は、兄夕霧に告げ口!!
夕霧は、皇族の血を引く浮舟を宮に近づけさせまいと兵を出す。



薫がすごく意地の悪い人に描かれている・・・

妻の実家の財力が帝ですら大きな影響を与えるというのはわかります。
だからこそ光源氏の父帝は右大臣の娘葵の上と娶わせたのです。
そのためここでも宮の母さえ浮舟をあきらめろと言うんですね。


迷い込んだ村の祭りで「あやつり人形」となったおじい様(光源氏)の幻をみるシーンがあるのですが
これもわかりにくい。
「傀儡くぐつ」という言葉が多用されてます。


薫からけっして形代で愛したわけではないと言われる浮舟は、二人の間で迷い宇治川に入水してしまう。横川の僧都に助けられた浮舟は出家を望む。匂宮は夕霧の追手を命をかけて引きとめ、薫にもあきらめるように告げる。
匂宮は東宮として立太子の礼に向かう。


匂宮は自分は自由を捨てて、浮舟におもいのままに生きること与えた・・ことになるらしい。

これほど匂宮がいい人だったとは・・・ただの遊び人ではなかった(笑)
原作では薫は未練たらたらであきらめきれず、匂宮はあっさり次の恋へと向かうだったような・・?

舞台は「宮中」という檻へと囚われる匂宮という感じで、話がどんどん暗くなっていって、最後も後味が悪いものでした。


団員さんが多い分、出てくる人が多くなり話が複雑になったような・・・
浮舟を思う薫の気持ちがよくわからなくて、浮舟が入水してしまう葛藤はわかりませんでした。

また宝塚ならもっと華やかなシーンも多く入れてもよかったとも思いました。
ファンの人はどう思ったのでしょう?


トップスター瀬奈じゅんさんはかっこよかったです。
浮名を流す華やかな姿と浮舟にすがる孤独な姿を両方見せていました。
(最初は誰が薫か宮かわからなかった・・・笑)


ファナティックショー「アパショナード」
瀬奈じゅんさんが「情熱」というイメージということで構成されたレビューショーでした。
なんとなくストーリーがあるようなないような舞台転換で・・・
まあこちらはあまり考えずに見れました。
専科在籍のベテランさんはやはり存在感がありました。
トップさんプラス55名の皆さんの踊りは舞台を狭く感じさせました。

大劇場の大階段一面に広げられた黒いマントに包まれた瀬奈さんの姿。
さっと布が引かれて全身が見えたときの大拍手。
さすがだと思いました。

ダンスに目新しさはなかったものの、舞台転換・照明、そして生演奏の音楽などが、専用劇場のすばらしさを見せてました。

途中登場の歩き方がぎこちない娘役だなあと思ったら、男役さんが扮しているようでした。
背の高さが違いました。
とても綺麗で、わかっている人にはたまらないサービスだったのでしょうね。

ラインダンスはあっさりしてました。新人さんの初舞台のラインダンスがよく取り上げられていますがそれにくらべると元気さが足りない気がしました。(わりと下がって踊っていたせいか?)

大階段をタキシードの男役さんたちが整然と下りてくるのはかっこいい。
トップさんを中心に客席に近いところで横並びで挨拶するのも華やか。

1階席は満員の劇場でした。


パンフレットの稽古風景を見れば、瀬奈さんって普通の顔立ち(失礼)
化粧と衣装であれほど大きく華麗にみえるとは驚きでした。



たぶん今後宝塚を見に行くことはないかなあという気持ちです。
ここには十分すぎるほど多くのファンの方がいるので。





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カテゴリ: 映画・舞台

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