「おんもらきのきず」と読みます。
これを推理小説というのかは悩むところですが
とりあえず「謎の殺人事件」がありそれを解く人がいる・・・
それは確かです。

京極さんの本はとにかく分厚い。
この話も700ページを越える。
それでも確実に読者は楽しみにしている。
すごいと思います。

謎解きは「うーんそうなの?」って感じですっきりとはいきません。
とにかくウンチクが長いです。
でもそれが最後に生きてくるのです。
「陰摩羅鬼の瑕」ですが、比較的読みやすかったです。
いつもどり、いくつかの場面が同時に進行し最後に綾なす物語を
探偵役?の京極堂主人中禅寺秋彦が全容をまとめてくれる。
「それはあんまりでは・・」ということもあるけれど
いやな感じはしません。

あまりの長さに我慢できずに放りだした人は少なくないはずです。

私もなかなか手が出ませんでした。
映画にもなった「姑獲鳥(うぶめ)の夏」を読んだのは去年です。
それから「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」
「狂骨の夢」「鉄鼠の檻」「絡新婦の理(じょろうぐものことわり)
「塗仏の宴」「百鬼徒然袋」まで順番に読みました。

ファンの方々の人気は「魍魎の匣」らしい。
2位は「姑獲鳥の夏」です。

確かにこの二作は印象深いです。
実は他の作品は中身を忘れてしまっています。

デビュー作「うぶめ」で浮かび上がった個性的な登場人物が
2作目で動き出したという感じです。
出てくる人に魅力を感じるかどうか・・
それで読み通せるかどうかが決まります。

ちなみに私は「榎木津礼次郎」より「京極堂」が好きです

評価 ☆ 


陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) 陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)
京極 夏彦 (2003/08/09)
講談社

この商品の詳細を見る
関連記事