驟雨ノ町/居眠り磐音江戸双紙 15
2007/06/06(Wed)
驟雨(しゅうう)・・というのは
『急にどっと降りだして、しばらくするとやんでしまう雨。にわか雨。夕立』
のことで、夏の季語だそうです。
意外にもおこんさんは、雷が苦手で顔色も変えてしまうほどです。
そばにいた磐音がそっと手をとってあげます。
だんだん積極的になってきた磐音です(笑)


この巻は、おこんさんと磐音がいよいよ気持ちを固め、まわりもそれを望んでいたことを確認する喜ばしい話となっています。

13巻で江戸の出てくる父正睦を迎えにいくのに

 「おこんさん、どうしても聞いてもらいたき願いがござる」
 「なによ改まって」
 「佃島行き、おこんさんにも同道してもらいたい。」

と告げた磐音。これが実質プロポーズだったのでしょうか・・・
仕立ておろしの黒茶羽織に袴、袷に身を包んだ磐音とかたわらに立つ子桜模様の江戸小紋をさらりと着こなしたおこんさん。
きっと父上も見た瞬間似合いと納得された思います。



この巻は磐音とおこんの仲が多くの人に認められます。

なんといっても活躍は今津屋の老分番頭由蔵さん。
関前藩主実高が磐音を手放したことを嘆くのを

  「深川六軒堀屋敷に勤番を申し付けられたたとお考えなさいませ」

といなし、父親正睦には

  「ご家老様、坂崎家のご嫡男には町娘にてもかまいませんか」

とずばり聞いてます!
さすが、あまたの大名・重臣たちと渡り合ってきた老分さん度胸あります。


坂崎正睦さまもさすが磐音の父上、ちゃんと応えてます。
おこんさんの父親金兵衛に

「倅の嫁にもらいたい」

申し入れてます。倅もまだ正式に言ってないのに・・・・・

その幸せな宴の夜、江戸家老福坂正高一派の粛清が行われ磐音は消息を立ちます。
おこんさんは戻った磐音に何も聞きません。

  (磐音様を信じるしかないわ)

と自分に言い聞かせて。これからも磐音を心配して待つことが多くなりそうなおこんさんです。


老分由蔵は、関前に帰る正睦に素敵な贈り物を渡してますし、読売屋に今津屋に押し込もうとした盗賊を佐々木道場の門弟たちが叩きのめしたことをリークしてます・・・・
先代の頃から今津屋の奉公し、若い主人吉兵衛を支えてきた由蔵さん。
日光社参のお金の出し入れを束ねたり、後添えを探したり「古狸」と呼ばれるにふさわしい活躍です(笑)


師範代本田鐘四郎と磐音が騒ぎのお叱りを受けるべく佐々木玲圓の前に
蟹のように這いつくばって伏せているところが可愛いです。
剣は強い磐音も師匠には頭が上がらないようです。
私は佐々木玲圓の妻おえいが、門弟を「坂崎」「本田」と呼び捨てにするところが皆の母という感じで結構好きです。

深川の幼馴染み、おそめと幸吉。おそめちゃんの方が大人でしっかりしているようです。深川暮らしは女房がしっかりしていたほうが、所帯がうまくいくらしい。
世話好きな深川育ちの可愛い二人もいい奥さんになること請け合いですね(笑)  

驟雨ノ町―居眠り磐音江戸双紙 驟雨ノ町―居眠り磐音江戸双紙
佐伯 泰英 (2005/11)
双葉社

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