今日から八月ですが、先月読んだ『沖田本』の簡単な感想を・・・・

天(そら)を覆う瞼―沖田総司異譚

沖田総司・暗殺剣 (広済堂文庫)

夢幻戦記 1 (1)
「天を覆う瞼ー沖田総司異譚」真壁 沙瑛子

本当に「異譚」でした(苦笑)読み始めたときは、わりといい感じだったのがだんだん違和感が。
総司が試衛館の前に口減らしのために奉公に出されていたというのまでは許せました。
姉みつのところに里帰りする途中で道に迷い、土方と出会う場面はなかなかよかったです。
10歳の頃真っ暗な川べりをふらふら歩いている総司の前に明かりを持った歳三が通りかかり、総司には神のように見えた。
おぶってくれた背で泣き出す総司を必死でなだめる歳三・・・
そのときから総司は土方についていくことを決心するのでした。

でも・・・ここの土方は病気の総司を見捨てます。
山南のときも総司を騙して連れ戻させていますし相当ワルに描かれてます。
(総司の労咳は山南からうつされた事になってます)
おまけに最後は植木屋で療養する総司の下に芹澤の仲間だった平間重助があだ討ちにくるという奇抜!な話になってます。(場所を教えたのが土方)
瀕死の総司は平間を倒しますが、そばを流れる小川に自ら身を投げてしまいます・・・


なんだか後味が悪い話でした。

「沖田総司・暗殺剣」 加野厚志
これも異聞といえば異聞・・・
沖田総司と名がついているけれどこれは「烏丸(からすま)龍子シリーズ」と言ってもいいです。
夜更けの京都三条大橋で、沖田総司が出会ったのが美しい烏丸神社の巫女龍子。
彼女は遠くは帝に繋がる高貴な生まれで、都を守る役目をしています。
「都の悪霊を斬れるのはあんたはんの剣だけです」と言われて氏子となった総司が龍子とともに
活躍します。
純な総司が年上の京女に振り回されてます(笑)
見廻り組の佐々木只三郎と甘味茶屋で並んで団子を食べたりしながら情報を交換する場面があり微笑ましかったです。

獣王剣・魔道剣・魔性剣・池田屋の血闘など総司と龍子のシリーズがあります。
軽く読めます。


「夢幻戦記」栗本薫
ここの沖田総司は謎の多い青年となっています。
まだ途中なのですが、どうやら人間ではないらしい・・・・
なんらかの理由で「沖田総司」として転生した者で未来の鍵を握っているという設定。
現在15巻出ていますが、完結してません。
グイン・サーガを書いている作家さんなのでまだまだ続きそうです。
斉藤一がなにやらキーパーソンの役で出てきます。
ここでも土方と山南は仲が悪いです(苦笑)

ほとんどが総司の心情を書いた文章なので読んでいくのがしんどくなってきました。


私は『燃えよ剣』で新選組を知ったわけではないので、史実もある程度わかっています。
いろいろなカタチの沖田総司があってもいいと思ってます。
それでもあんまりな話に出会うとどっと疲れますね。
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