傾いた本棚

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本棚を見るとその人のことがわかるとか・・・

沖田総司おもかげ抄 森満喜子 

今月は沖田月間でしょうか。


沖田総司・おもかげ抄沖田総司・おもかげ抄
(1999/04)
森 満喜子

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著者森満喜子さんは大正13(1924)年生まれで、昭和17年、大阪女子医専(現・関西医大)2年の時、大映映画「維新の曲」を見て、南条新太郎扮する沖田総司に魅せられたのだそうです。

そして新撰組研究家として有名な子母沢寛氏や司馬遼太郎氏などに何度も手紙を書き、
自らも医師という仕事をしながら沖田総司について調べてこられました。
昭和22年秋、父の仕事の関係で大牟田に移られ2000年10月に亡くなられました。

この本は研究書の第4弾(1作目が昭和40年・1965)ということで、過去の間違いやその後わかったことなども付け加えたものです。(1976年発行→新装版1999年)


森さんが昭和28年に初めて沖田総司の墓に参ったときはまだあまり知られていず、静かな場所だったようです。司馬遼太郎氏の「新選組血風録」「燃えよ剣」が出版され、昭和40年にテレビドラマが放映されてから有名になってしまい、今は年に一度しかお参りできなくなっています。

この本は沖田総司に興味を持った人が一番最初読むべき本かもしれません。
総司の出自から最期まで丁寧に愛をこめて書かれています。
それは決して贔屓とかではなく、資料にあることを受け止めたうえで考えを述べられてます。
また総司の病気については医師としての知識を使って推測されてます。


1968年に亡くなられた子母沢寛氏との手紙もやりとりのひとつは昭和23年とあり、私にとって「古典的」作家とも生で触れ合えたのだなあと感心しました。



森さんは「総司を花にたとえると何の花か?」との問いに「朴(ほう)の花」と答えています。
朝日新聞のコラム「天声人語」のこの木についての文を読んで、総司のイメージだと感じたとか。

朴の花 なお青雲の志

朴の花は初夏に大きな花を咲かせて突然散るらしい・・・


この本は研究書というカタチにした総司への恋文ではないかとも思えます。


※朴の花は人の手の届かないところで咲くらしい。散り際のいさぎよさから「朴散華」と呼ぶ

朴の木



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カテゴリ: 新選組関連

テーマ: 読んだ本。

ジャンル: 本・雑誌

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