試写会に行ってきました。
三谷幸喜さんの映画は「THE有頂天ホテル」以来です。

山本耕史さん出ておられました(始めのほうに、ちょっとだけ)

香取慎吾さんも・・・谷原章介さんも・・・・市川亀治郎さんも・・・!!
三谷映画は「ちょい役でも出させてほしい」という方が多いそうですが、チラシには名前が載ってないのに素敵な俳優さんが出ています。

故市川昆監督のお姿もみつけることができました。


あらすじ★

暗黒界の顔役・天塩幸之助(西田敏行)の愛人・高千穂マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後登(妻夫木聡)は、命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつくが…

(ネタバレは控えているつもりです)
2時間を越える(136分)長さを感じさせないおもしろさでした。
会場に笑いが絶えなくて「手を叩きながら笑っちゃう」状態の人がたくさんいましたね。

なんといっても佐藤浩市さんがうまいです。
「殺し屋デラ富樫」の役をやる村田はあくまでクールでかっこよく(少しクサイくらい)
素に戻った村田は優しく映画を愛する中年男
デラ富樫を演じる役者村田を演じる佐藤浩市・・・難しい役どころです。

ボスの愛人に手をだした備後(ビンゴとしか聞こえない)役妻夫木くんはシリアスよりこういう情けない役が似合いますね。

深津絵里さんは、ちょっと報われないな女役しか見たことがなかったですが、ここでは色っぽくて小悪魔のような女でした。歌もなかなかです。

この映画で印象に残ったのは、村田(佐藤浩市)が幼い頃父と初めて観た映画「暗黒街の波止場」。
村田は古い映画館で何度もこの映画を観ます。
白黒映画で昔石原裕次郎や小林旭がやっていた無国籍映画のようです。

ロングコートに中折れ帽子の男ニコは夜更けの波止場で惚れた女をボートで逃がし、自分は追手に撃たれる・・・というシーン。
主役ニコに谷原章介、女に鈴木京香、ボートの手下に寺脇康文。

村田は、ニコ役佐藤と30年たってひょんなことから出会います。
それが柳澤慎一さんでした。(観たときはどなたかわからなかったので帰って検索しました)
背丈以外は谷原さんとよく似てらっしゃって、最初谷原さんの特殊メイク?などと思ってしまったくらい。
柳澤慎一さんは60年代に映画で活躍されていた役者さんで、声優さんとしても「奥様は魔女」のダーリンなどされてます。まさにニコのような役を昔されていたのでした。
三谷さんも子どもの頃スクリーンで観たのかなと思いました。

三谷映画は悲しくないのがうれしいです。
暗黒街の話なのに誰も死なない(笑)
ほんわかした気持ちで会場を出られます。帰り道で話がはずむ映画ですね。


もし難を言うなら・・・
「THE有頂天ホテル」とだぶる方がこの映画に多く出演されています。
それがちょっと残念というか、またこの人かあ・・と感じました。
三谷幸喜さんは気にいった役者さんに「あて書き」されることが多いようですし、見込んだ役者さんは実力のある方ばかりです。(主役でなくても)
でも佐藤浩市さんや西田敏行さんでない誰かで見たかった気もします。
またちょい役でいろいろな方が出ているのは楽しみでお得な気分とはいえ、多くの無名の役者さんの場所を奪っているとも言えるし、普通だから場面になじむ場合もあると思います。



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