- 2008-05-30│
- Category:新選組関連│
ここのところ演劇と映画の感想が続いてました。
おでかけの際には必ず本を持っていきます。
読んでいたのは
土方歳三の鬼謀 (1) (ハルキ文庫)
です。
この本は絶版になっているようで、「復刊どっとコム」に載っています。
アマゾンでは中古品の在庫となってますので、図書館もしくは古書店で探してください。
(私は図書館で借りました)
この本は「土方歳三がもし幕府軍の指揮をとっていたら・・・・」という前提で物語が進みます。
おでかけの際には必ず本を持っていきます。
読んでいたのは
土方歳三の鬼謀 (1) (ハルキ文庫)
です。
この本は絶版になっているようで、「復刊どっとコム」に載っています。
アマゾンでは中古品の在庫となってますので、図書館もしくは古書店で探してください。
(私は図書館で借りました)
この本は「土方歳三がもし幕府軍の指揮をとっていたら・・・・」という前提で物語が進みます。
1巻は「鳥羽伏見の戦い」
2巻「会津・北越の戦い」
3巻「函館戦争」
となっており、フランスの外人部隊・アメリカの特殊部隊にいたという作者が考える作戦が
土方主導で繰り広げられます。
もちろん勝ちます!
1巻は「大政奉還」から始まり、負傷して戦列を離れた近藤勇に代わり指揮をとることになります。
土方の作戦は「馬を集め200人ほどの騎馬隊を作り、敵の砲弾陣地を迂回して都に向かう」というものです。
そのとき密かに作らせた長州の旗をかかげ、薩摩軍のそばを通るということも考えます。
他藩なら知らない顔であたりまえだし、出身地が多彩な新選組なら長州弁をあやつれるものもいるので、その者に旗をもたせ言葉からばれないようにするのです。
竹田街道をまっすぐ通過した土方軍はそのまま洛中に入り御所に向かいます。
安寿院を過ぎれば街道は静かで銭取橋を渡ります。(もちろんここは武田観柳斎が死んだ場所)
洛中は思いのほか手薄でした。
薩摩の番兵が長州の軍と勘違いしてすんなり通すところは痛快です。
四条烏丸通の辻では出てきた薩摩の番兵に「鳥羽伏見方面の薩長軍大勝利」と語り
「御所の警備を任されました」と言って通ります。
指揮官が「桂小五郎」と聞いた隊長は
(桂小五郎=役者のような美男子・・・よし土産話になるぞvあっ容姿の整った人がいるあれだ!)
と土方歳三を桂小五郎とまちがえます。
土方の騎馬隊はいくつかに分かれ御所の各門を押さえ禁裏を手中におさめます。
土方自身は蛤御門より入るのでした。
大久保利通・岩倉具視も捕らえられ、岩倉はここで大久保を裏切り再び公武合体につくすことになります。
第2巻は弱気になり自ら投降してしまった近藤勇に衝撃を受けながらも会津で戦う土方です。
軍事総裁についた土方は、山口次郎(斉藤一)、河井継乃助、佐川官兵衛、立見鑑三郎と自由自在に動かし、また四人も土方の思いを汲み取り大活躍します。
ここでは西郷頼母や梶原兵馬、大鳥圭介も無能とされてます(汗)
会津藩で使えるのは山川大蔵くらい・・・
外国人のブリュネ、シュネル、二人の軍事顧問の応援もあって十六橋で敵のアームストロング砲や銃を奪ってしまいます。
最後には伊地知正治、板垣退助という参謀を捕らえて捕虜とし、西郷隆盛と交渉するのです。
「富士川より東を東武帝国とし、輪王寺宮殿下を東武皇帝として迎える」
これが条件でした。
目の前で捕虜の絞首刑を始めようする土方に西郷は折れるのでした。
第3巻は函館・五稜郭です。
仙台藩が新政府側に付き、土方たちが蝦夷に向かうところまでは一緒です。
榎本武揚と大鳥圭介がやたらと武士や徳川をふりかざして面子にこだわるのも(笑)
しかし、ここでは開陽は壊れたものの沈まないし、船の大砲を外して高台に据える作戦をとります。
宮古湾でストーンウォール号(日本名・甲鉄)の奪回にも成功しています。
(甲板の高低差は漁で使う網をはしご代わりにたらすこととし、敵への狙撃隊も配置している)
アイヌ人がその鉱山資源を土方たちに提供することを約束して
こっそり呼び寄せていた輪王寺宮を蝦夷新政府の皇帝とすることを榎本に宣言させるのでした。
「鬼神のように謀略をめぐらし突き進む土方歳三」が書かれています。
この物語を読んでいくとなぜだか痛快であるはずなのに、ときおりつらいような寂しいような気分になりました。
この結末が現実でないことを知っているせいでしょうか。
「鬼謀」ではなく「希望」なのだと思いました。
実際本の最終章は「現実」となっていて、史実が語られています。
作者の無念というかくやしさが伝わってきます。
このシリーズには原田左乃助、島田魁などわずかな隊士しかでてこなくて(京を離れてからの話なので仕方ない)副長土方の人間味と言う面では物足りません。
でもこう戦えたら土方も悔いがなかったのかなあと思える展開は読みごたえがありました。
2巻「会津・北越の戦い」
3巻「函館戦争」
となっており、フランスの外人部隊・アメリカの特殊部隊にいたという作者が考える作戦が
土方主導で繰り広げられます。
もちろん勝ちます!
1巻は「大政奉還」から始まり、負傷して戦列を離れた近藤勇に代わり指揮をとることになります。
土方の作戦は「馬を集め200人ほどの騎馬隊を作り、敵の砲弾陣地を迂回して都に向かう」というものです。
そのとき密かに作らせた長州の旗をかかげ、薩摩軍のそばを通るということも考えます。
他藩なら知らない顔であたりまえだし、出身地が多彩な新選組なら長州弁をあやつれるものもいるので、その者に旗をもたせ言葉からばれないようにするのです。
竹田街道をまっすぐ通過した土方軍はそのまま洛中に入り御所に向かいます。
安寿院を過ぎれば街道は静かで銭取橋を渡ります。(もちろんここは武田観柳斎が死んだ場所)
洛中は思いのほか手薄でした。
薩摩の番兵が長州の軍と勘違いしてすんなり通すところは痛快です。
四条烏丸通の辻では出てきた薩摩の番兵に「鳥羽伏見方面の薩長軍大勝利」と語り
「御所の警備を任されました」と言って通ります。
指揮官が「桂小五郎」と聞いた隊長は
(桂小五郎=役者のような美男子・・・よし土産話になるぞvあっ容姿の整った人がいるあれだ!)
と土方歳三を桂小五郎とまちがえます。
土方の騎馬隊はいくつかに分かれ御所の各門を押さえ禁裏を手中におさめます。
土方自身は蛤御門より入るのでした。
大久保利通・岩倉具視も捕らえられ、岩倉はここで大久保を裏切り再び公武合体につくすことになります。
第2巻は弱気になり自ら投降してしまった近藤勇に衝撃を受けながらも会津で戦う土方です。
軍事総裁についた土方は、山口次郎(斉藤一)、河井継乃助、佐川官兵衛、立見鑑三郎と自由自在に動かし、また四人も土方の思いを汲み取り大活躍します。
ここでは西郷頼母や梶原兵馬、大鳥圭介も無能とされてます(汗)
会津藩で使えるのは山川大蔵くらい・・・
外国人のブリュネ、シュネル、二人の軍事顧問の応援もあって十六橋で敵のアームストロング砲や銃を奪ってしまいます。
最後には伊地知正治、板垣退助という参謀を捕らえて捕虜とし、西郷隆盛と交渉するのです。
「富士川より東を東武帝国とし、輪王寺宮殿下を東武皇帝として迎える」
これが条件でした。
目の前で捕虜の絞首刑を始めようする土方に西郷は折れるのでした。
第3巻は函館・五稜郭です。
仙台藩が新政府側に付き、土方たちが蝦夷に向かうところまでは一緒です。
榎本武揚と大鳥圭介がやたらと武士や徳川をふりかざして面子にこだわるのも(笑)
しかし、ここでは開陽は壊れたものの沈まないし、船の大砲を外して高台に据える作戦をとります。
宮古湾でストーンウォール号(日本名・甲鉄)の奪回にも成功しています。
(甲板の高低差は漁で使う網をはしご代わりにたらすこととし、敵への狙撃隊も配置している)
アイヌ人がその鉱山資源を土方たちに提供することを約束して
こっそり呼び寄せていた輪王寺宮を蝦夷新政府の皇帝とすることを榎本に宣言させるのでした。
「鬼神のように謀略をめぐらし突き進む土方歳三」が書かれています。
この物語を読んでいくとなぜだか痛快であるはずなのに、ときおりつらいような寂しいような気分になりました。
この結末が現実でないことを知っているせいでしょうか。
「鬼謀」ではなく「希望」なのだと思いました。
実際本の最終章は「現実」となっていて、史実が語られています。
作者の無念というかくやしさが伝わってきます。
このシリーズには原田左乃助、島田魁などわずかな隊士しかでてこなくて(京を離れてからの話なので仕方ない)副長土方の人間味と言う面では物足りません。
でもこう戦えたら土方も悔いがなかったのかなあと思える展開は読みごたえがありました。

一年も前に読まれたんですね!
学生さんなのにこの本を手にとるとは・・・
ブログも読ませていただきましたが、すごくしっかりした文を書かれていて感心しました(親目線・苦笑)
1巻が印象的でしたが、最初はそういう物語とは気付かず、あれっこれ違うんじゃ?と疑いながら読んでました(笑)