傾いた本棚

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本棚を見るとその人のことがわかるとか・・・

ハチミツとクローバー 

「草原を作るには蜂蜜とクローバーが必要だ」
                      エミリー・ディキンソン

という言葉から始まる映画版「ハチミツとクローバー」をケーブルテレビで見ました。
ケーブルテレビにもかかわらず途中で1回CMが入ったのには驚きました。

これでアニメ版・テレビ版・映画版と見たことになって、原作を読んでないのが残念です。
原作が一番に決まっていますから。

で、おそらく次に原作に近いであろうアニメ版が、色と音を加えることで良いのではないかと思います。
(まれに声優の起用に失敗している作品もあるようですが)




映画版ですが、原作を読んでいない人で誰かのファン(桜井翔くんとか蒼井優さんとか)なら満足できるのではないかと思います。
綺麗で、少し甘酸っぱい青春の一ページということでうまくまとめてあります。

それでも二時間であの世界を描くことはやはり難しく原作を知っている人には物足りないでしょう。
テレビドラマ版でさえ詰め込みすぎた気がします。

5人が織り成す小さなエピソードの積み重ねが大きな流れとなってハチクロの「せつなさ」を作っているので、何かを省いたり足したりすることは作品を壊してしまうようです。

映画ではどうしても二時間という枠から誰かに焦点をあてることになり、この映画では竹本(桜井翔)となります。「隠し砦の三悪人」のときも思いましたが、ジャニーズ出身者を中心にすえるとなぜかつくりが甘くなるみたいです。テレビドラマでは気にならないのに、映画ではアラがみえてしまう・・偏見ですかねえ・・

映画版でもドラマ版でもあった5人が海ではしゃぐシーン。
これは原作にはないそうです!(映画放送前の紹介で小堺さんが言ってました)
やっぱり青春=海?

キャストでは竹本役は、映画の桜井くんよりテレビの生田斗真くんのほうが似合ってます。
自分探しの自転車旅が映画では短くて、桜井くんが全然やつれてないのでまるで近所を走ってきたみたいでした。
真山は完全にストーカーだし・・・もうすこし大人で冷静なはずでしょう。
あと、「僕は人が恋する瞬間を初めて見た」とか心の声をナレーションみたいに挿入するのは
演技でだせないのをカバーしているようで余計でした。
映画版でよかったのは女優陣、花本はぐみ役の蒼井優、山田はるみ役関めぐみですね。
花本修司役の堺雅人さんもよかったです。もうすこしはぐみとのからみがあるとよかった。
エンディングでスピッツの「魔法のコトバ」という曲が流れてすごく映像に合ってました。
(途中で嵐の曲に変わって興ざめですが)
作者はスピッツのアルバム「ハチミツ」とスガシカオの「クローバー」からタイトルをつけたそうです。
ハチクロの透明感にどちらの楽曲も合っています(アニメ版にはスガシカオの曲が使われています)

映画もドラマも「天才・森田」をただのハジけた人のように描いていて
森田のときおり見せる影の部分が感じられなかったのが残念です。

森田の「影」が明かされるのは最後のほうなので、原作を最後まで読んだ人しか知らないこともあります。(みんなの恋のゆくえとかも・・・・・)
でも作者はそこまでに当然伏線を引いているわけですから、そこを汲み取った映像作りをしてほしかったです。


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カテゴリ: 映画・舞台

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