朝からどしゃぶりの雨でしたが、大阪松竹座の前には待ち合わせのご婦人方がいっぱいでした。
初めてレヴューを見ました。
OSKとは以前の劇団名「大阪松竹歌劇団」の略です。

かっては宝塚歌劇団を並び称されるレヴュー劇団でしたが経営難のため解散となりました。
その後劇団員やファンの力で活動を再開したということです。

で、基礎知識はそれくらいしかない私。

いきなり行って見ました。

道頓堀の松竹座。平日の12時。
松竹座といえば私には映画館でした。
1997年に今のような劇場となり、松竹制作の歌舞伎・演劇などに使われています。
いきなり「芝居見物」といった気分です。
道行く人が「春のおどり」のチラシをもってうろうろしてたりします。

中に入ると両側が受付という感じで、2階が売店、劇場は3階からです。
チケットを買うところが正面でなく横を入ったところでした。
皆さん事前にチケットを買っているひとばかりみたいでした。
私はネット予約で発券機を使いました。
ネット予約は席が選べないのでちょっとつらかったです。

劇場の中に入ると花道がありました。
席は三階席まであり、各階とも壁ぎわに中を向いた席があります。昔の桟敷席のようなつくりなのが歌舞伎もやる劇場らしいです。
チケットのランクも1等席2等席と分けられてます。
案内の方が多くて、携帯を切る注意も口頭で言われてましたし、幕間にごみを集めに回ってきたりしてました。
幕間の休憩が30分もあることも初めて知りました。
お弁当を食べている方もいましたね。(売店で売ってます)

舞台は2部構成でした。

1部は劇風の「お祝い道中」
暗転からライトがぱっとつくと武士・町人たちの花見の宴
会場からおうーっと声が上がってました。
江戸・吉原の桜という設定で、新男役TOPの桜花昇さんが花魁姿を見せてます。
華やかな踊りの間に早代わりして粋な男衆に。

江戸より浪速の桜が日本一だという男にそれなら見に行こうということになり
旅立つことに・・・

これから各地にちなんだ曲を歌い踊るのだなあと予想したのですが・・
最初は「ちゃっきり娘」(駿河?)で次がいきなり「ええじゃないか」(伊勢)でした。
間に口上が入りました。
桜花さんのTOP就任の口上で、桜花さんの人柄を一言ずつ話すものでした。
桜花さんの決意が述べられてよかったのですが、最初にしたら良かったのにと思いました。
楽しい踊りのあとにとうとつに始まったので。

幕が上がったときにしてくれれば、見るほうの気構えも変わったかなあ・・
まあ、衣装替えや舞台転換の都合でここで入れたと思いますが。

面をつけた舞踊は静かで美しかったです。
これが大和だということは帰ってから知りました。

東海道を紹介するラップのあとやっと浪速の町へ。
でも桜は散ったあと・・・でもそこには「日本歌劇団という日本一の桜」が!!
というオチからそろいの着物をきた皆さんの総踊りでした。


踊りながら新人さんから名前を紹介してました。
名前の前にひとことが添えられていました。
あれは自分で考えているのかな?先輩のアドリブ?

最後はもちろん桜花さんで。
男役の着流しというのはかっこいいですね。

皆で歌い踊る「桜咲く国」はOSKにとって有名な曲らしい。
なぜか勢ぞろいしている姿をみて泣きそうになりました。
特別ファンでもないのに・・・

2部は「DreamStep!」と名づけられたレヴューです。
スパニッシュな踊りは赤の衣装が印象的。
やっぱり洋物のダンスのほうが盛り上がりますね。
女役だけで踊ったり、男役だけで踊ったり、二人で踊ったり・・・
「歌の宝塚、ダンスのOSK」と言われていたとか。
1部よりこちらのほうがわくわくしました。
でもほとんど皆さん出ずっぱりで踊って大変だ・・・・

桜花さんのソロがありました。
メロディが「悲しき願い」(尾藤イサオ・古いなあ・・)に似ていたけれどオリジナルですね?

♪いつか俺のこの夢が広い荒野を駆けてゆく

上下金色のスパンコールの衣装とかが歌劇団という感じでした。
もちろん黒の燕尾服とか。
個人的には氷の世界をイメージした踊りで男役さんのグレーの上下にピンクのシャツが好きでした。

OSKはもちろん男役がメインですが、女の子たちが泥棒に扮して
追手のスナイパー(男役)たちをやっつけるシーンがありました。
テレビで「ルパン3世の峰不二子のイメージで」と言われてましたが
そのとおり可愛くてちょっとセクシーでかっこよかったです。

銃で倒す男に対して魅力(色気?)で倒して欲しかったかなとか思ったり・・・

ラインダンスとかを見ていると、始まったときにはOSKは女性客はもちろんだけど
殿方たちが健康的なお色気を求めて見に来ていたのではないかなと思いました。
そこが宝塚とは違う、ちょっと庶民的な楽しみであったような・・・

団員さんのお名前はトップの桜花昇さんとテレビで紹介されていた新人柑奈めいさんしか知りません。桜花さんはいつも最後にでてくるし、扱いがちがうのですぐわかりました(笑)
柑奈さんは素顔と舞台化粧では全然印象が違いました(苦笑)
新人だから大抵後ろですし・・・

この観劇で眼を引いたのは男役の桐生麻耶さんでした。(チラシで確認)
渡世人姿が似合ってました。
正直素顔だとつくりが大きくて美人ではないと思うのですが(失礼!)舞台ではその長身とあいまって個性的で目立つ方でした。

市村正親さんや藤原竜也さんにも言えることですが、テレビのアップではなく舞台でこそ輝く顔というのはありますね。宝塚の鳳蘭さんとか・・



観客の平均年齢は65歳を越えていそうでしたが、みなさん少女のように舞台を見てました。
歌舞伎みたいにときおり声がかかっていました。

でも歌のおわりとか、決めせりふへの間とか、ダンスのフィナーレとかがはっきりしないものがあって
拍手していいの?と迷うことがしばしば・・急に暗転してしまうことが・・・
声かけもせりふにかぶってしまったり・・・



アンコールで桜花さんが「皆さんのおかげで生かされています」と挨拶されていて
ここでも泣きそうになりました(苦笑)

団員さんたちは普通の芝居の役者さんたちと違って、ひとりではどうしようもないです。
だからこうして舞台に立つことが「夢」のようなことだと思うのです。

「DreamStep」は夢への1歩という意味かと思います。
誰もが知っているOSKになるところまでは遠い道のりで。
それがわかるから言葉が響いたのかな・・・

次にいつ会えるかわかりませんが、ご縁があったのでこれからも気にかけたいと思っています。





関連記事

コメント 2

なつ  2008, 04. 29 (Tue) 09:46

midoriさんへ

コメントありがとうございます
実は今回誘っていただいた方のリンクからすでそちらにお邪魔しておりました。
いままで見守ってこられたファンの方もまたひたむきでまっすぐで情熱的ですねvv
みんながそろって踊るところは「団」ならではの美しさで気持ちよかったです。

「かもめ」話題ですね。
小劇場しか行かないので、商業演劇系にはちょっと遠慮がありますが・・(苦笑)

編集 | 返信 |  

midori  2008, 04. 28 (Mon) 23:04

初めまして!

突然のカキコで失礼します。
友人ブログにコチラが紹介されていて、お邪魔させていただきました。
ファンの一人にすぎないのですが、ヒョンなご縁から、OSKにいらして
くださったのだと思うと、嬉しくなりました♪
私は、千秋楽に参りました。
あの劇団の持つ、切ないまでにひたむきで、明るく前向きなパワーには
いつも言い知れぬ元気を貰っています。
今回は、新トップお披露目のお祝いムードと、新たなスタートへの決意が
漲る舞台になっていたと思いました。
主観暴走な感想ですが、アップしました。
トラバさせていただきます。
(*^^*)

追伸というか…。
市村さん、藤原さん、と私も注目の役者さんのお名前が上がっていたのも
なんだか嬉しくなりました。
「かもめ」、無事チケットをゲットできたので観劇予定です。
(^^)v

編集 | 返信 |