上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
先日書いた記事の続報が出ていました。
TBSで放送したクイズ番組での正解について会津若松市が訂正を求めていたものです。
(戊辰戦争における若松城の開場の理由→「糞尿の処理に困ったから」というもの)

TBSは31日、番組の担当者が同市の菅家一郎市長を訪れ、「市民の心情に配慮を欠いた」などと謝罪したそうです。
でも番組自体は単発のものだったので、おわびと訂正を「放送」ではできないらしい。
市側は納得していないとのこと。
認識を改めるのはなかなか難しいものです。


さて、長州ブームの私が選んだ本が

全一冊 小説 伊藤博文―幕末青春児 (集英社文庫)


伊藤さんといえば私の中では千円札・初代総理大臣の偉い人・・・でした。

でも高杉晋作・木戸孝允の伝記などを読んでいくと、「周旋屋・俊輔」のイメージのほうが強くなりますね。
この本でも明治に入ってからの「伊藤博文」ではなく、タイトルの通り少年~青春時代が描かれてます。
作者は彼を通じて幕末の人々の姿を書きたかったと言ってますが、
私も彼から見た晋作や小五郎を見たかったのです。

で、この本の晋作は、正義派が藩を収め桂が戻ってきてから、自分は藩に必要のない人間と自暴自棄になります。病気を自覚しながら酒を飲み朝まで遊んだり・・・
桂はすごくずるくて、禁門の変で京都から逃げたことをコンプレックスに思い、皆に慕われる高杉に対してライバル心を持ってます。

高杉は「おれが机の前に座りお前と顔を合わせていたのではいつか気が狂う。」というくらい桂が嫌いです。

この二人が俊輔を取り合うんです(苦笑)

俊輔は二人をこう見ています。

高杉は詩人だ
桂は政治家である。高杉はいつも遠くを見て目をあげている
桂は足元を見つめている。


結果的に高杉が病気に倒れることで、俊輔は桂のもとで働くことになります。
死を前にして桂に俊輔のことを頼み、思い残すことはないとう言う晋作に桂は負けを感じます。
俊輔は、世氏(世継)の小姓も勤めた晋作には下々の者の気持ちはわからないと思いつつ
一緒に行動していくとどんどん惹かれていきました。
最後に見舞ったときには号泣します。

「人が成功するかどうかは、どんな人と出会うかで決まる」と父から教えられた俊輔。
身分の低さから誰かの引き立てなくしては生きていけなかった。
そこでときには『献身的』ともみえる行動に出ます。
そのため山縣狂介(有朋)に八方美人だとかごますりだとか責められます。
彼には『周旋屋』としての才能があったようです。
のちに新政府で木戸と大久保を取り持ったのも彼でした。

私は「伊藤俊輔」という人は軽くてあまり好きではありませんでしたが
生い立ちを知るとよくがんばったなあと思いました。
特に子どもの頃と密留学をしたときの苦労はたいへんなものでした。
一緒に留学した井上聞多とは終生仲がよかったといいます。
井上は俊輔より身分が上でしたが、最初からこだわることなく仲間として付き合えたようです。


三千世界の烏を殺し主と朝寝がしてみたい

酔うては枕す美人のひざ
覚めてはにぎる天下の権

晋作や小五郎の作った歌を自分の作ったものとして愛人に聞かせる・・
日本の偉人も可愛らしい青春時代がありました。
関連記事

コメント - 0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。