佐々木智弘脚本・演出の『ライカンスロープ』という芝居を見てきました。
AFRO13の10回目のライブツアーで、福岡2日・大阪4日・東京6日間の公演日程です。

個人的感想を記録として書きます。
興味のない方、東京公演をご覧になる方はスルーしてください。
independentシアター2の日曜夜の部と千秋楽昼の部に行きました。
日曜の方は好きな劇団アクサルのメンバーによる前説があるとの情報で
ネット予約・当日精算でした。

一番前の席に驚きましたが、今回の公演の演出では後方の席が上席のようです。
役者が通路を走り回るので一番前では全体がつかめないのです。

さて、「ライカンスロープ」とは狼と人間の間に生まれたモノ(狼人間)を指します。
チラシの写真は『髪の長い少女は四つんばいで吠えている』といったもの。
はじめてみたときは『ガラスの仮面』??と思ってしまいました。
あれはジャングルに遭難し狼に育てられた少女と青年の話でしたが・・・

チラシのSTORYは大幅に変更されてしまったようで、予想していた話とは全然違いました。

あらすじは、ざっくり言えば狼と狼を狩るもの(オオカミカルヒト)たちの戦いです。
オオカミに噛まれると狼人間になってしまう・・・そういう病気が流行っていたのです。
しかし狩る側の勇者には皆には隠している妹がいます。
彼女は狼と人間との間に生まれた子でした。
ひょんなことから狼たちと仲良くなった少女。
実は病気はオオカミのせいではなく、少女と同じ狼と人間の間に生まれたものによるものだった・・・・・


カルヒトの首領ガランボウをタイソン大屋さん。貫禄です。
背があるので後ろから抱きつくところなどすごく威圧感があります。
恐ろしい役なのに場面によって見え隠れする照れ顔が可愛くもありました。

主役のカルヒト、狼少女の義兄クラキに我妻誠さん。
出ずっぱりで熱演でした。パンフレット写真と一番違う人です。
「魔界爆発」の入谷さんに似ている気がして仕方ありませんでした。

首領に取り入るナンバー2オボロを山本卓さん。
美少年です(27歳だそうですが)鉄扇の使い方が色っぽかったです。

カルヒト、キョウ松崎史也さんとステキチ五味祐司さん。
お互いを思いやる気持ちが良く出ていました。
五味さんは前説から汗だくでした・・・

女でありながらカルヒト、銃を持つヌレネバ三枝奈都紀さん。スタイルいいですね。
背がとても高い。さりげなくいうダジャレになんの意味が・・・

狼を演じるChargeの皆さん
歌がとてもお上手で、踊りも綺麗でした。
皆さん大阪?関西弁のせりふに違和感がありませんでした。
主要な狼をされたミチ浦田雅世さん。ドジぶりが可愛かったです。
むかし人を助けて死んだ狼もメスだったのかな?と思いました。

狼を理解しようとがんばる男シドウに吉谷光太郎さん。
すごく不思議なやくどころですが、最後は狼を救うためカルヒトと戦ういい役。
ただひとりお腹を見せる衣装で、われた腹筋を見せてました。かっこいいV

クリスマスキャロルのときも感じたけど吉谷さんの声は変わっている。
若いのに人をふんわり包む声です。

「死んだオオカミの魂は風になる・・」との言い伝えどおりミチも仲間たちも風になりました。
ミチがクラキを助けて死んでしまった後風になるまでのクラキ嘆きの場面が長く感じました。

それまでのシーン・・オオカミとカルヒトの戦いと金色の目を持つ男とクラキとの戦い・・が激しくスピード感あふれるものだっただけに、ここでもう終わりなのか?どうなの?といらいらしました。

狼少女を演じた蒋筱茹(しょうしょうにょ?)さんは演じているのだと思いながら
真に迫っていました。
クラキが彼女に手で食べるように諭すシーンが痛かったです。
紙の蝶を扇子で飛ばして見せるクラキ
妹が蝶を喜んで、みせる笑顔は彼をほっとさせるけれど
彼の孤独をも感じさせて・・・
誰からも隠して暮らしているということは誰にも妹を任せられないということです。
それは何をしていても重く彼にのしかかっているものだと思います。

ひとつわからなかったことは・・
金色の目をした狼人間はクラキの母を食べたと言ってました。
ランはその母と狼人間との間の子では?
金目の狼人間はランの父親?
それともまったく別のところで「狼と人間の間に生まれた子」がふたりいたのでしょうか?
片方は兄の下でそれなりに幸せに暮らし
片方はすべてから排除されて・・・・


衣装が役それぞれに合っていて素敵でした。

2時間が短く感じた舞台でした。
(座席が折りたたみ椅子なのでお尻が痛かったですが)
AFRO13の舞台は初めてでしたが、肌が合うものでした。
私の見てきた作品は、アクションあり、笑いあり、ダンスありのものが多いです。
アクサルの団員さんがそういう舞台に呼ばれているということですが
息もつかせぬ展開というほうが、じっくり見せる作品より私の好みです。


余談ですが・・
千秋楽舞台終了後、吉谷さんよりアクサル予約特典のおみやげをいただきました。
前の公演地福岡のお菓子です。
ちゃんと個人名の書かれたメッセージがついてました。
役者さんたちがロビーで見送りをする中、ほとんど話せませんでした。
握手もサインもできずに帰ってしまい、愛想のない奴だと思われたことでしょう。
若い女性の多いお客さんの中で恥ずかしかったので。
(どう見ても家族か親戚の年齢なのです)

役者さんとじかに話が出来るなんてすごいなあと思います。
物販の売り子さんをしていたり、写真撮ったり、サインを直接もらったり・・
千秋楽は通路にもお客さんが座る盛況でしたが、こういう楽しみのために
時間を割いて来ているんだなあと感心しました。



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コメント 5

ルル  2015, 01. 15 (Thu) 02:43

卯月なつさん

返事ありがとうございます。
どんな道に進んでも頑張ります!
ありがとうー!

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卯月なつ  2015, 01. 09 (Fri) 09:07

RURUさん

あのときの女優さんにコメントいただけるなんて光栄です。
ありがとうございます
あのころは舞台をいっぱい観ていました。
いっぱい感動しました。

役者さんの道ではなくてもがんばっている今のRURUさんはすてきです。
寒いのでからだに気を付けて卒業制作を完成させてください

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ルル  2015, 01. 09 (Fri) 03:41

No Title

こんにちは。
ライカンスロープオオカミ少女ランを演じたルルです。
だいぶ前のことなんですけど、たまたまこの記事を見つかってどうしてもお礼を言いたかったので、コメントをしました。
舞台を観に来てもらってありがとー!
記事を書いてもらってありがとー!
ライカンスロープを気に入ってもらってありがとー!

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なつ  2008, 02. 14 (Thu) 15:07

訪問ありがとうございます。

なるほど・・やっぱり親子ということでいいのでしょうね。
同じ血を持っていたから余計ランを愛しく思えて・・
千秋楽は狼シートの後列で、やっと全体がわかりました。
タイソンさんの叫びは痛々しかったのですが、前段の似顔絵を描く場面「照れ顔」のうほうがが印象深かったです。
最終的に金の目の狼を死なせたのはオボロでした。
彼は愛しい人からもらったピストルでもらった相手を撃ったんですね・・


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こっこ  2008, 02. 13 (Wed) 23:40

はじめまして。

ご訪問ありがとうございました。
ずうずうしくもお邪魔しに来ました。

私は人ごみに紛れ込んでの観劇になったので、
一度でいいので一番後ろで観たい・・とか、
ちょっと贅沢(?)な事を思っていました(笑)

私的にはランちゃんは金の目の狼の娘かと解釈。
金の目の狼が「味は覚えてる」ってのは、
どちらかと言えば下世話な話かと受け止めていました。
逆に父親のほうは食事としての味なので、
記憶にもしていないのかと勝手解釈しておりました。
・・すいません。勝手解釈なので、
脚本家佐々木さんの意図するところではないかもしれません。

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