長篠の戦い~新説戦乱の日本史1
2008/02/01(Fri)
本屋さんの文庫新刊コーナーで「落花は枝に還らずとも 会津藩士・秋月悌次郎」という本を見ました。
作者は中村彰彦氏で、この作品で2005年新田次郎文学賞を受賞されてます。
会津についてはまだ小説を読むまでに到ってませんが、文官から見た幕末というのもおもしろいかもしれません。

さて、前に広告だけとりあげた「新説戦乱の日本史・創刊号」を買いました。
本屋3軒目でやっと見つけたのでわりと売れているのでしょうか。
(娘にたのまれた「まんがの達人」は積まれてありました)

以下ネタバレ?です。
全38ページがカラーでとても綺麗で見やすいです。

織田信長の年譜と長篠の戦いの概略・目次のつぎのページには墨で書かれた文字が。

  是非に及ばず

コレは太田牛一の現した『信長公記』で本能寺で信長が最期に言った言葉としてあるものらしい。
毎号その回取り上げた人物の遺訓と語録が載るようです。
今上天皇祐筆という佐伯氏の書は味わいのあるものです。
(祐筆というのは天皇のお言葉やご親書などを揮毫される役です)

本編は戦いが順序だてて解説され、対陣図や図解、屏風絵、現在の写真などをちりばめて
わかりやすくなっています。
人物名や槍(やり)殿(しんがり)など難しい漢字の読み方にはすべてふり仮名がふってありますし、関連地図で進軍経路もわかりました。

この合戦は、「鉄砲の三段撃ち」に「武田騎馬軍団」が敗れた戦いとされています。
しかし、どうやらこれは不可能だということです。
三段撃ちとは、

1 傾斜地に三段になって撃つ
2 撃ち手が交代して撃つ

のどちらかとなりますが、①は後ろから実弾が飛ぶ恐怖感から無理
②は現地が交代する広い土地ではなかった、重い装備で位置を変われない、暴発などの危険などからこれも無理だろうと・・・

ここでは「4挺の鉄砲を4人組で分業したのだろう」としています。
1名が射撃に専念し、残り3人が整備と火薬弾丸をこめて次々に射撃手に渡すという戦法です。

井沢元彦氏の連載では、馬は音に敏感なので銃声を響かせただけで暴れ馬となってしまっただろうと言います。
松平定知氏は『歴史は新しい』と書かれてます。
まだ発見されていない資料がこれまでの常識を覆す新しい歴史を生み出す可能性があるからです。

モナ・リザの謎さえ最近新しい発見がでてきたのです。
きっとどこかの蔵の奥に歴史のお宝はあると思いたいです。


ちなみに2号は「新説中国大返し~豊臣秀吉」(2月5日発売)です。
全50冊28610円と専用バインダー5冊4400円は大人の趣味ですねえ。
蘇我・物部の決戦から日露戦争まで1300年にこれほど戦いがあったとは驚きです。

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