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お正月から撮りおいてあった日本テレビドラマ「五稜郭」を見ました。
「忠臣蔵」「白虎隊」「田原坂」に続く年末のドラマです。
主人公榎本武揚に里見浩太朗でした。
実はその前に「田原坂」という西郷隆盛を主人公をしたものも見ています。
こちらは後編の録画を忘れてしまい失敗しました。
前編は明治維新後のようすがよくわかるものでした。
木戸孝允を風間杜夫さんがやっておられて、会津の次は長州?!とつっこんでしまいました。
この年末時代劇は同じみの顔ぶれが多くてキャストの楽しみはあまりありません。
この「五稜郭」あたりから視聴率が落ちてきたようですが、ひとつはキャストの新鮮さがなかったせいかもしれません。
それと「五稜郭」と「榎本武揚」は残念ながら地味でした。
ただドラマで「開陽丸」が沈んだときの嘆きようをみて、ここで榎本の蝦夷での戦いは終わっていたのではないかと思いました。

ここでは勝海舟は幕府の忠義の士ともいえる「彰義隊」を見捨て
江戸城も薩長に売り渡した悪役です。
新政府の役職についた幕臣でもあり、裏切り者として自宅に石を投げ入れられるシーンもあります。

勝海舟 私に帰せず〈上〉勝海舟 私に帰せず〈上〉
(2003/06)
津本 陽

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勝海舟と明治維新勝海舟と明治維新
(2007/07)
板倉 聖宣

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私の家には子供向け偉人伝「勝海舟」がありました。
あの頃の自分が勝海舟の何に引かれていたのか思い出せません。
自由な生き方だったのか性格だったのか・・・

ひさしぶりに「勝海舟」に関する本を読みました。
津本陽さんのほうは新聞連載をまとめたもので丹念に事実を追っています。
そのぶんおもしろくないです(苦笑)
勝海舟に対する作者の思いがよくわからないです。

板倉聖宣(きよのぶ)さんは元東大の物理学の先生です。
理系の作者は『日本の歴史や地理のことをまるで知らない中学生や外国人にもわかる』ように書いたそうです。
中味は家禄の計算から、貿易のことまで丁寧に説明してくれてます。

戦国時代が終わって、元禄時代まで新田開発がどんどん進んで、藩の石高は実際より増え続けていたらしい。
増えた資金を消費に使って好景気なった元禄時代は「バブル景気」に。
しかし、農地には限界があり、その頃の農地面積と現在とは余り差がないほどまでになったので収入は横ばいもしくは減ってしまったのでした。
だから今までどおりの暮らしを続けた藩の財政は悪化、借金が増えたというわけです。

勝海舟の銅像は2003年に初めて建ったし、お札にもなってないのは
旧幕臣なのに新政府で大臣になったせいです。

前に読んだ本では、薩長に恩を売り新政府に取り入ったとなってました。
確かに自分で書いた話の多くが『大きすぎる自慢話』だとされていますが、
さまざまな人が勝を訪ねて相談したことは事実だし、旧幕臣のすぐれた洋学者を新政府に推薦したこともあります。
西郷隆盛の名誉回復を訴え続けたのも、徳川慶喜を天皇に拝謁させることにも奔走しました。

私が勝海舟で好きなエピソードは、篤姫こと天璋院が徳川家達の養育に落ち着いた頃
海舟が、よく夜遊びに連れて行ったという話です。
海舟が50代、彼女は30代でしょうか・・
天璋院は実家薩摩からの援助を断ってつつましく生きてきました。

写真でみるかぎり海舟さんはなかなかいい男ですし、娘時代を大奥で苦労した彼女は初めて少女のように心から楽しんだのではないかと思えるのです。

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